レスポンシブディスプレイ広告の活用

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Google次世代標準フォーマットが便利

昨年、秋にgoogleが今後数ヶ月にわたって「レスポンシブディスプレイ広告」が世界中の全ての広告主へ展開されることを発表しました。

今現在、Googleは「すべての広告主様に機械学習を」というような理念を掲げて、様々な広告主様に機械学習を提供しようと開発を進めています。

今まで手動で管理していたことで煩雑になっていた調整作業が楽になり、より正確になって行きます。

その中でGoogleはディスプレイ広告の調整作業や掲載結果の管理をより一層楽な状態へと変えてくれようとしています。
管理画面上やGoogleエディターで名称が更新されているので、気づいている人もいるかと思いますが、レスポンシブディスプレイ広告という新しいキャンペーンタイプが今後、デフォルトで作成できるようになりました。

今回は、そんなレスポンシブディスプレイ広告の概要と導入することによるメリットなどを紹介して行きます。

レスポンシブディスプレイ広告とは

従来のレスポンシブ広告に代わって登場し、ディスプレイネットワークのデフォルトの広告タイプになりました。

レスポンシブディスプレイ広告とは、Google広告(ディスプレイキャンペーン)で必要なアセット(画像、広告見出し、ロゴ、広告文)を登録するだけで、ディスプレイネットワークに表示される広告が自動的に生成され、機械学習によって最適なアセットの組み合わせが決定されます。

入札、ターゲット設定、広告作成を自動で行うスマートディスプレイキャンペーンや、検索キャンペーンですでにリリースされているレスポンシブ検索広告と同時に、ディスプレイキャンペーンでも複数のアセットを組み合わせるレスポンシブ型の広告が新たにリリースされます。レスポンシブディスプレイ広告のメリットは以下となります。

1.広告の最適化
レスポンシブディスプレイ広告では複数のアセットを Google広告に登録することになりますが、レスポンシブ検索広告と同じように、機械学習によってパフォーマンスの履歴に基づいて最適なアセットの組み合わせが決定されます。
ウェブ全体で広告の対応サイズや種類が増えており、現状20種類以上のサイズに対応しております。業界にとって良い傾向ではあるものの、対応サイズが増える毎にバナーを新しく作成していては時間もコストもかかってしまいます。レスポンシブ広告なら、広告を 1つ作成するだけで、ほぼすべてのサイズに対応できます。

参考:Google広告に資格は必要か。難易度。勉強のコツ。テスト対策。

2.リーチの拡大
配信先の広告枠に合わせてサイズやフォーマットが自動的に調整されることで、オークションの機会も増えリーチの拡大が見込めます。
従来のレスポンシブ広告と同様、さまざまな場所やサイズに合わせてフォーマットが自動的に調整されます。ネイティブバナー広告やテキスト広告として表示されます。

3.工数の削減
以前、レスポンシブ広告がリリースされた際にも、少ない労力(時間)でより良い効果が得られるとされていましたが、今回のアップデートにより、労力の削減とパフォーマンスの最大化がさらに加速するのではないかと考えられます。
自動でアセットが組み合わせされるので、クリエイティブにかける時間を削減できます。

4.動的リマーケティングの活用
動的リマーケティングを配信されている方は、レスポンシブディスプレイ広告でも動的リマーケティングを利用することができます。

レスポンシブディスプレイ広告の設定

以下に入稿する際に設定する項目となります。設定する際に、広告ルール的なものが存在しますので注意が必要になります。
入稿に必要なアセットは下記の通りです。

レスポンシブディスプレイ設定項目

Google のすべての広告フォーマットの利用を可能にするには、画像が必要です。Google が広告を簡単に最適化できるよう、複数のアセットを提供することをおすすめします。最大 15 枚のマーケティング画像と 5 個のロゴをアップロードできます。

【画像】
・横長画像(横縦比 1.91:1のもので、600×314より大きいもの)1枚以上で最大ファイルサイズ5M。
・スクエア画像(横縦比 1:1のもので、300×300より大きいもの)1枚以上で最大ファイルサイズは5M。

注意)横長・スクエア合わせて最大15枚まで入稿可能です。また文字は使用しない、使用しても画像全体の20%を超えないことが推奨されています。画像の各辺最大5%がトリミングされる可能性があるので注意です。

・ロゴ(横縦比 1:1のもので、128×128より大きいもの)任意で省略可。最適な表示の為に、512×128(4:1)以上をおすすめしており、推奨サイズは1,200×300となります。最大ファイルサイズは5M。

【動画】
・表示したい動画がYouTubeにアップロードされていること。YouTubeのURLを貼り付けて、YouTubeリンクを追加します。動画の長さは(アスペクトル比は16:9、1:1、4:3、9:16を推奨しています)30秒以下にすること。広告に利用できるのはYouTube動画のリンクのみとなります。

【テキスト情報やその他】
広告見出しや説明文など、広告に表示する情報を入力します。複数の広告見出しや説明文を作成して、レスポンシブディスプレイ広告でレンダリングさせることができます。

・短い広告見出し(全角15文字、半角30文字以下)で作成します。短い広告見出しは、長い広告見出しが収まらない小さな広告スペースの 1 行目に表示されます。説明文と一緒に表示される場合とされない場合があります。1個〜5個まで設定可能。

・長い広告見出し(全角 45 文字、半角 90 文字以下)で作成します。長い広告見出しは、広告が大きい場合に短い見出しの代わりに広告の最初の行に表示されます。説明文と一緒に表示される場合とされない場合があります。注): 長い見出しが広告に表示される場合、表示できる長さは表示されるサイトによって異なります。表示しきれない場合は、末尾に省略記号(...)が示されます。

・説明文
広告見出しに加えて説明文を表示することで、ユーザーに行動を促します。説明文は半角 90 文字(全角 45 文字)までで、広告見出し(短い場合と長い場合あり)の後に表示されることがあります。1個〜5個まで設定可能。こちらも長い広告見出しと同様に表示しきれない場合は、末尾に省略記号(...)が示されます。

・会社名
ここには、会社名やブランド名を入力します。特定のレイアウトでは、会社名が広告文に表示されることがあります。

・最終ページURL
広告をクリックしたユーザーの移動先を入力します。広告の宣伝内容と一致したページである必要があります。

・省略可: [その他のオプション] をクリックし、[行動を促すフレーズのテキスト] を選択します。左側のプルダウン メニューで言語を選び、右側のプルダウン メニューで行動を促すフレーズの具体的なテキストを選びます。

・省略可: [詳細な URL オプション] をクリックし、トラッキングまたはカスタム パラメータを URL に追加します。

注意)広告が承認されたら、少なくとも 1 週間以上待ってから掲載結果の分析を始めてください。それ以前のデータは完全なものとは言えません。

まとめ

少しレスポンシブディスプレイ広告について理解を深めていただけたかと思います。
すべての広告枠にフィットする広告を一度に作成できるのは、運用者にとっても広告主にとっても大きなメリットです。アセットを用意するだけでほぼすべての広告枠にしかも自動で最適化した広告を出してくれます。

Googleは今後AI機能や機械学習を活用して、広告の出し方は最適化され、今以上に加速していくでしょう。
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