デザインによるブランディングの効果とは?

ブランディング 企業ブランディング

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企業戦略としてのブランディング

ブランディングの効果とはすなわち「他のブランドとの差別化」であり、デザインや広告戦略によってファンの獲得、売上増減に影響を及ぼすデリケートな部分です。

今回はデザインによるブランディングの効果についてご説明します。

ブランディングの効果とは

ブランディングは他ブランドとの差別化と冒頭で述べました。なぜ、他ブランドとの差別化が必要かと言えば認知されているか否か、またその強度によって、売上に直接的な影響があるからです。また、ブランディングによってブランドそのものの価値を高めることにも繋がります。商品自体の原価的な価値がそこまで高くなくても、ブランディング効果によって「このブランドのカバンが欲しい!」という気持ちを起こさせれば、原価を大きく超えた価格であっても求める人が現れます。

ブランディングの一番の効果とも言えるのは「選ばれる理由」になることが挙げられます。カバンひとつとっても、世界中のおびただしい数のブランドから販売されており、その中から選ばれる存在になるためには、「差別化による認知」だけでなく、「好きになってもらう」必要があります。

好きになってもらうためには、機能や便利さを超えた(兼ね備えた)デザインの力が必要となります。

ブランディング効果とデザインの関係性

ブランディングの効果とデザインの関係性は非常に密接であると言えます。デザインと言っても商標やロゴ、ブランドを表すマークだけを意味するものではありません。商品のパッケージデザイン、ホームページの商品紹介のデザイン、商品そのもののデザインなど、ユーザーの目に入るすべてにデザインが関係しています。

テレビCMや動画広告、新聞広告なども工夫し尽されたデザインで作成されており、ユーザーの記憶にどれだけ残るか、そして購入する意欲をアップし、選ばれる理由や動機となる部分でもあり、ブランディングにおけるデザインは非常に重要なポジションであると言えます。

例えば、あなたが気に入っているコンビニの商品、まさに今着ている服や履いている靴、スマートフォンや持ち歩いているカバンなど、その全てがデザインされており、ブランディングされた商品だということです。

参考:ブランディングにデザインが重要な理由とは?

ブランディングの効果を最大限に発揮するために

ブランディングの効果を最大限に発揮するためには、文字や広告、今で言えばSNSによる拡散をも意識しながら、全体的なデザインを行う必要があります。細部にこだわりながら、その上で商品が作られ、商品が売れるまでの過程もデザインするということです。簡単に言えば、ブランディングは企業が行うブランドとしての「戦略」です。

かつてブランディングの主戦場はテレビCMでしたが、現在はスマートフォンが広く普及し、スマホで見たサイト、ホームページ、サービスで、直接的にブランディングの効果を発揮することができるようになりました。企業紹介のような単なるホームページではなく、広告効果があり、販売促進を狙ったグラフィカルで心に響くサイトの有無が、商品の売れ行きに直接的に影響しています。

ブランディングの効果を高めるためには、ユーザーの目に触れるあらゆる接点にまで、一貫したデザインが行き渡っている必要があるということです。

ブランディングで差別化されていないとどうなるか

ブランディングで差別化されていない場合、他のブランドの広告戦略や認知度によって、同一商品の中で埋没し、「選ばれる」ことのない商品の中の一つという位置づけから脱することができません。同じ価格帯の商品が並んでいる場合、人はすでに知っている商品を選ぶ傾向があります。知らないということで不安な感情を呼び起こされます。多くの商品の中で埋没した存在である場合、選ばれるためには低価格化を実現する必要があり、それに他社が追従した場合、価格競争の激化ですべてのブランドが疲弊する結果になってしまいかねません。

認知されることで選ばれる存在になることが大切で、さらに進んで「愛される」存在になることで、競合から抜きん出た競争力を持ち、自発的な価格設定が可能となります。

認知や共感、憧れを生む仕掛けとして、商品やサービスを包むあらゆる隅々にまで優れたデザインを浸透されることが肝要です。

参考:ブランディング戦略について
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