企業戦略としてのブランディング
今回はデザインによるブランディングの効果についてご説明します。
ブランディングの効果とは
ブランディングの一番の効果とも言えるのは「選ばれる理由」になることが挙げられます。カバンひとつとっても、世界中のおびただしい数のブランドから販売されており、その中から選ばれる存在になるためには、「差別化による認知」だけでなく、「好きになってもらう」必要があります。
好きになってもらうためには、機能や便利さを超えた(兼ね備えた)デザインの力が必要となります。
ブランディング効果とデザインの関係性
テレビCMや動画広告、新聞広告なども工夫し尽されたデザインで作成されており、ユーザーの記憶にどれだけ残るか、そして購入する意欲をアップし、選ばれる理由や動機となる部分でもあり、ブランディングにおけるデザインは非常に重要なポジションであると言えます。
例えば、あなたが気に入っているコンビニの商品、まさに今着ている服や履いている靴、スマートフォンや持ち歩いているカバンなど、その全てがデザインされており、ブランディングされた商品だということです。
参考:ブランディングにデザインが重要な理由とは?
ブランディングの効果を最大限に発揮するために
かつてブランディングの主戦場はテレビCMでしたが、現在はスマートフォンが広く普及し、スマホで見たサイト、ホームページ、サービスで、直接的にブランディングの効果を発揮することができるようになりました。企業紹介のような単なるホームページではなく、広告効果があり、販売促進を狙ったグラフィカルで心に響くサイトの有無が、商品の売れ行きに直接的に影響しています。
ブランディングの効果を高めるためには、ユーザーの目に触れるあらゆる接点にまで、一貫したデザインが行き渡っている必要があるということです。
ブランディングで差別化されていないとどうなるか
認知されることで選ばれる存在になることが大切で、さらに進んで「愛される」存在になることで、競合から抜きん出た競争力を持ち、自発的な価格設定が可能となります。
認知や共感、憧れを生む仕掛けとして、商品やサービスを包むあらゆる隅々にまで優れたデザインを浸透されることが肝要です。
参考:ブランディング戦略について