「PESOモデル」とは何か 新しいPR広告の形をわかりやすく解説

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スマホやタブレットの普及により、従来の広告以外にも、インターネット上のSNSやサイトなど、PRする場所が増えてきました。

今回は新しいPR広告の形として注目されている「PESOモデル」についてご紹介します。

PESO(ペソ)モデルとは

PESOモデルのPESOは、下記4つのメディアの頭文字を取った略称です。

1.Paid
2.Earned
3.Shared
4.Owned

それぞれのメディアについて見ていきましょう。

1.Paid:従来型広告メディア


Paidは従来のテレビや新聞、ラジオや雑誌だけでなく、GoogleやFacebookといった企業やブランド側に広告費を支払って運用するメディアです。

特にweb系の広告は、幅広い層のユーザーにリーチしやすく、ユーザーの属性に基づいた広告をピンポイントに打てることもあり、広告効果が非常に高いと言えます。費用の発生条件にもさまざまな種類があり、また広告の効果をデータによって確かめることができるため、上手に運用することで費用対効果を高めることができます。

【Web広告の基本】費用形態や相場などを中心にわかりやすく解説

2.Earned:口コミや評価されるメディア


Earnedはアマゾンや食べログ、価格ドットコムなど、ユーザーからの口コミや評価が確認できるメディアを指します。実際の購入者、利用者からの公平な意見や感想を確認できるため、購入を悩む人の背中を押してくれる効果が期待できます。Paidと比べると無料ではありますが、情報を制御することが難しいため、口コミや評価の内容によって売上への影響が出てしまうという一面があります。

3.Shared:シェアや共有などSNSメディア


Sharedとは、TwitterやFacebookなど、シェアや共有、RTの機能があるSNSメディアを指します。

前述のEarnedの口コミや評価がSNSで共有されることにより、さらに売上に影響する可能性が高くなり、認知度が飛躍的に拡散するという効果が期待できます。

ポジティブな意味での共有は良いですが、ネガティブな情報も共有されてしまうこともあり、運用には細心の注意が必要になります。

4.Owned:企業やブランドのメディア


Ownedはオウンドメディアであり、企業やブランドが自社で所有し情報発信するメディアを指します。自由に情報を発信することが可能であり、運営するためのリソースは必要ですが、情報の制御がしやすいメディアです。

オウンドメディアから発信した情報が、SNSによってポジティブな形で共有されることで売上に影響する形となります。その反面、発信した情報によってはネガティブな形で共有されることもあり、情報の制御がしやすいからこそ注意しなければならないのも事実です。

PESOモデルにおけるメリットやデメリット

PESOモデルは口コミや評価、共有のされかたによって売上やブランドイメージに変化があります。PESOモデルにおける具体的なメリットやデメリットについても把握しておきましょう。

PESOモデルにおけるメリット


PESOモデルにおけるメリットは、それぞれのメディアがポジティブに連動することと言えます。従来型の広告が成功し、ユーザーが商品を購入、またはサービスを利用したとします。

ユーザーからポジティブな反応が生まれれば、良い口コミや評価となりSNSでも拡散されやすくなるでしょう。口コミや評価、SNSの共有による拡散によって、さらに商品の購入やサービスを利用するユーザーが増えれば、加速度的に売上増に繋がります。

PESOモデルにおけるデメリット


PESOモデルにおけるデメリットは、一つのメディアでもネガティブな形になってしまうことで、マイナスになってしまうことです。

例えば、従来型広告によって上手くユーザーが増えなければ、その先のメディアでの口コミや評価は増えず、共有や拡散もされにくくなります。口コミや評価が何らかの形で捏造されたように見えてしまったり、オウンドメディアからの公式発表をネガティブに受け止められてしまうことで、SNSによる共有もマイナスイメージの増加に繋がることになってしまうからです。

まとめ

PESOモデルは従来型の広告に加えて、口コミや評価、SNSの共有や自社広告媒介などを総合的にマーケティングできるメディアとして捉えることです。

ユーザーの直接的な声が届きやすい今だからこそ、一つのメディアに拘ることなく、バランスを考えながらマーケティングする必要があります。

また、無理に情報を制御しようとすると、ユーザーから懐疑的な目で見られることもあるので、ネガティブな情報に対して即時対応する体制を整えておくことも重要です。
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サックルマガジン編集部

デジタルクリエイティブの最新情報を発信する情報マガジン「サックルMAGAZINE」の編集部です。運営会社サックルは「ニーズがあるクリエイター集団でい続ける」を掲げ、創業13年目を迎えました。デジタル領域のプロとして、メディアを通じて多くのビジネスマンに有益な情報を発信しています。

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