成果報酬型広告とは
成果報酬型広告は求人など、相性がよいジャンルではどんどん導入が進んでいます。そして成果報酬型の情報発信はリスティング広告の運用だけでなく、ポータルサイトでの情報掲載やフリーペーパーなどでも広がっており、多くの企業が注目しています。
混同されやすいアフィリエイトとの違いについては下記を参照して下さい。
成果報酬型広告とアフィリエイトの違いとは
成果報酬型広告の特徴3つ
・成果(CV)に対してのみ費用を支払う
・報酬発生する際の成果の定義が業種やサービス内容によって異なる
・広告の効果分析が簡単である
成果(CV)に対して料金を支払う
成果報酬型の一番の特徴は、何と言っても成果、つまり「CV(コンバージョン)」に対して料金を支払うことです。
一般的な広告運用代行では、成果が出なくても運用代行分の手数料が取られてしまいます。しかし成果報酬型広告では、コンバージョンが発生したときに報酬が発生します。つまり売上、または売上に直結するような行動をユーザーが行わない限り料金が発生しないので、企業にとってリスクが少ないメリットがあります(広告費などの必要コストは請求される可能性があります)。
報酬発生する際の成果の定義が企業ごとに異なる
先ほどコンバージョンと言いましたが、コンバージョンの定義は企業によってさまざまです。例えば単純に商品購入やサービスで売上が発生した場合をコンバージョンとする場合もあるでしょうし、ユーザーの購入検討段階が長いハウスメーカーであれば、新規注文住宅に関する資料請求がコンバージョンになるかもしれません。
このように企業によってコンバージョンの定義はさまざまですので、広告代理店に成果報酬型広告を依頼する際は、どこをもってコンバージョンとするか、事前にしっかり決めておく必要があります。
広告の効果分析が簡単である
成果報酬型広告は、成果に対して報酬が発生するので、「このくらいのコンバージョンで、このくらいのコストがかかった」と費用対効果の分析が容易になります。広告を運用する際のデータ解析は代理店がやってくれますので、依頼する側はそこだけを見ていればよく、成果分析に忙殺される心配がありません。広告コスト管理をシンプルに行いたい企業にも、成果報酬型広告はおすすめです。
参考:成果報酬型広告のメリット・デメリットとは
成果報酬型広告の運営を代理店に依頼する際のポイントとは
・広告代理店の実績を見る
・契約前に料金や条件のすり合わせをしっかり行う
広告代理店の実績を見る
広告代理店の中には、収益を上げようと質の低いコンバージョンを作ってしまうところもあります。成果報酬型広告を広告代理店に依頼するときは、信頼の元になる実績があるか注意深く調べる必要があります。
実際に運用を任されている企業広告の「CPA(1人当りのコンバージョンにかかった費用)」がこれだけ下がった、こんな企業と取引しているなど、公式Webサイトに具体的な実績が書いてある企業ほど信頼性が高くなり、安心して成果報酬型広告運用を任せられるでしょう。
料金や条件のすり合わせをしっかり行う
成果報酬型広告では、コンバージョンの条件が難しいほど成果発生時に支払う報酬が高くなります。「こんなに取られるとは思っていなかった」とならないよう、広告運用を任せる前に広告代理店としっかり料金やコンバージョン内容などの条件をしっかりすり合わせておきましょう。
また料金や条件のすり合わせ時に、こちらの分からないところは丁寧に説明して対応してくれるかなどを観察しておけば、相手の広告代理店が信用できるかの確認もできます。
まとめ
成果報酬型広告は、広告コストを抑えてコンバージョンを増やしたい企業にとってピッタリの広告タイプです。ただし成果報酬型広告でコストを抑えても、コンバージョンが増えなければ無駄な投資になることには変わりありません。広告代理店に成果報酬型広告運用を任せるときは実績や対応などを確かめて、自社に合ったところに依頼できるように心がけましょう。