【CI・VIとは】 意味や使い方、間違ってませんか?

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CIとは

CIは1980年頃ブームになった言葉で、VI・MI・BIによって構成されています。コーポレート・アイデンティティの略で、企業の理念や思想を目に見える形に落とし込み発信したり、行動に移したりすることを指しています。
企業の理念や思想を明確にし、それをステークホルダーに示すことで企業の存在価値を高めると共に、知名度の向上による社員の意識や働くモチベーションの向上を目的として、多くの企業により取り組まれています。

VIとは

VIはビジュアル・アイデンティティの略称で、企業の思想や理念を目に見える形に落とし込んだものです。具体的には企業が発信するメッセージや、そのロゴが代表的です。
会社のイメージを一新させたい場合や、より広く・強く会社の理念を社会に訴えかけたい場合には、VIの象徴である企業のロゴを変更する場合があります。私たちが普段何気なく目にしているロゴにも、企業の想いや強いメッセージが込められていると思うと興味深いですね。

CIを構成するVI以外の要素

CIを構成するVI以外の要素には、CIの説明でも記載したようにMI(マインド・アイデンティティ)とBI(ビヘイビア・アイデンティティ)が含まれます。
MIはまさに企業の理念や考え方、戦略など精神的な部分に関する内容。BIはそのMIに裏付けられて起こされる計画や行動のことです。

具体的には、企業の理念に基づいて経営戦略や販売戦略が立てられ、それを計画に落とし込んでいきます。その計画に基づいてセールスや新製品の開発、広告の展開、製品の製造などを行うことがすべてBIに含まれています。
世の中では、CIがあたかもVIだけだと誤認してロゴだけを変えるといった不十分な理解も広がっています。しかしCIを見直す際にVIだけでは不十分であることを認識しておくべきでしょう。

CIを考慮したVIのデザインが重要

一方で、企業の象徴ともいえるロゴはブランド価値を高めるにあたって非常に重要です。ロゴはVIに含まれていますが、単にインパクトがあり分かりやすいだけでは不十分です。CIを考慮した要素を含めた、メッセージ性のあるロゴの考案が必要になってきます。
ロゴを通して、
●どのような企業の印象を持ってもらいたいのか?
●何をステークホルダーや消費者に伝えたいのか?
によって、ロゴの形状や織り込む文字のサイズにフォント、色使いなどが変わってきます。
見た人が明確に意識をしなかったとしても、企業はCIを意識したVIを作りあげることで、ロゴを通して企業のイメージやブランド価値を一部コントロールできます。インパクト重視で作ってしまうと、意図しない印象を与え経営戦略の失敗に繋がる可能性すらあります。

まとめ

CIやVIといった非常に短い言葉の中にも、企業のブランド価値を高めるブランディングにおいて、とても大事な考え方や価値があることが分かりました。また、CIとVIの位置関係やそれぞれの依存性についても明確にできたため、今後はその知識を活かした活動に繋げられます。
CIにはVIだけではなくMIやBIがありますが、それぞれが複雑に絡まりあい相互に大きな影響を与えているため、そのどれもが欠けてはいけません。企業経営をしていくにあたっては全てを明確にして、内部では共有しておくのが望ましいです。
企業理念や思想に基づいた計画や行動を起こし、ステークホルダーや消費者の目に触れるメッセージやロゴにも込めていくことで、企業のブランド価値を高めていけるのではないでしょうか。
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サックルマガジン編集部

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