【ブランディングにおけるコンセプト】作り方や事例をご紹介

ブランディング 企業ブランディング

INDEX

ブランディングにおけるコンセプトとは

はじめにブランディングとは何かを押さえた上で、ブランディングにおけるコンセプトの概要についてお話していきます。

ブランディングとは


ブランディングとは、「ブランドを作り、それを顧客へと伝達していくための一連の流れ」のことを指します。

ここでいうブランドとは「企業の個性や価値観、独自性」のことです。

簡単に言えば、「企業の“らしさ”を明確にして、その“らしさ”を顧客に伝えていきましょう」という取り組みのことと言えますね。

ブランディングにおけるコンセプトとは何か


ブランディングにおけるコンセプト(以後、ブランド・コンセプト)とは、「顧客に対してどのような価値を提供するのか」を端的に示したものです。

先述したブランドを、より顧客に分かりやすい形式で表現したものと言えるでしょう。

全てのマーケティング活動は、このブランド・コンセプトを実現するための取り組みと言っても過言ではありません。

例えば各種広告やパンフレット、営業担当者のセールストークに至るまで、ブランド・コンセプトに根差したメッセージを訴求する形になるわけですね。

このブランド・コンセプトによる一貫したコミュニケーションを継続することで、顧客にブランドイメージが浸透し、選ばれる存在になることができるのです。

ブランド・コンセプトの作り方とポイント

次にブランド・コンセプトの作り方を4つのステップに分けてお話していきましょう。

ステップ①:現状整理


まずは現状整理からスタートします。

現在の経営理念や社是は勿論のこと、顧客タッチポイントごとで伝えているメッセージなどをまず整理していきましょう。

更に顧客にアンケートやヒアリングを実施し、顧客が自社を選んでくれた理由や、どういったところに価値を感じているか、といった点も深堀していきます。

【ポイント】

社内においても各階層別の社員にヒアリングを実施し、

・経営理念についてどう思うか

・これだけは他社に負けないという点は何か

・逆に弱みとなりうる課題は何か

といった要素を抽出していくと、深みのあるブランド・コンセプト策定に繋がります。

ステップ②:ターゲット設定


続いてステップ①の内容を参考にしつつ、ターゲットを設定します。

自社が価値を届けたい顧客や、自社の製品・サービスに価値を感じてくれる顧客は一体どんな人物(企業)なのか、といった点を検討し、メインターゲットの設定を実施しましょう。

【ポイント】

ターゲットを設定するとき、「20代の男性」といったように大雑把に設定しては意味がありません。

年齢や性別などの基本的な内容に加え、趣味や価値観、情報収集の傾向など、詳しいプロフィールを設定した「ペルソナ」と呼ばれるターゲット像を作ることがポイントです。

ペルソナを作ることで、コンセプト自体の訴求力を高めることができます。

ステップ③:UVP策定


次はUVPを策定しましょう。

UVPとはUnique Value Propositionの略称で、自社独自の価値・強みのことを指す概念です。

ステップ②で決めたターゲットを前提として、自社の提供している価値の中から、何をUVPとして訴求していくのかを策定します。

【ポイント】

UVPはあくまで“ターゲットから見て、自社だけが提供できる価値”であることが重要です。

そのため現状分析のタイミングで、競合他社の分析も実施しておくと、UVP策定の際に独自性の高い価値を見つけやすくなります。

ステップ④:ブランド・コンセプト策定


最後にブランド・コンセプトを策定します。

ここまでのステップで定めたターゲットとUVPを踏まえて、コンセプト化しましょう。

【ポイント】

ブランド・コンセプトは、広告のキャッチコピーのように「上手く言おう」とする必要はありません。

ターゲット顧客に「どういうブランドなのか、どういう価値を提供しているのか」という点を、正確に伝達することが何よりも重要です。

そのため美辞麗句を並べ立てるのではなく、多少武骨でも構わないので、ストレートに伝えたい価値を表現すると良いでしょう。

ブランド・コンセプトを強化するストーリー

続いてブランド・コンセプトをより強力なものにするための「ストーリー」について、お話したいと思います。

人は、ストーリーに魅了されるものです

ストーリーには人の感情を動かす力があり、信頼や共感を得るきっかけになります。

会社や商品のブランディングを進める場合は勿論、創業者やキーパーソンをブランドの要素として活用する場合でも、「ストーリー」はかなり有効です。

創業者/キーパーソン・商品・企業、それぞれの場合で例を挙げてみましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

創業者/キーパーソンの場合


事業を築き上げてきた創業者や、市場価値が高く、周りから必要とされるようなキーパーソンは、必ずと言っていいほど「人の心を動かすストーリー」を持っています。

数多くの葛藤や障害を乗り越えてきた過去、挫折を乗り越えて目標に向かう姿勢、などなど…。

その人にしかないような経験が、他と異なるポジションを確立することに繋がるのです。

このような経験から、「同じ悩みを抱えている人の役に立ちたい!」「社会の課題を解決したい!」といった気持ちを大切にすることで、コンセプトが明確になります。

人の心を動かすのは等身大の体験談で、飾ったり格好をつけたりするのはNGです。

失敗談や自分の弱さを正直に話す人ほど、信頼や共感を得られる傾向があります。

商品の場合


商品の場合、「なぜこの商品を作ろうと思ったのか」「なぜこの商品を広めたいと思ったのか」、そして「この商品を広めることで、どういったことを実現したいのか」というように、過去・現在・未来が一貫したストーリーが必要です。

一貫したストーリーがあると、ブランド・コンセプトを際立たせることができます。

「それならこれを買いたい!」「ここの商品だから買いたい」というように、人の心を動かすことができるのですね。

モノやサービスであふれる現在、どんな商品でもライバルはいるもの。

価格・デザイン・機能だけで選ばれるのではなく、「この商品だから」「この会社だから」という理由で選ばれるようなブラン・コンセプト作りが必要なのです。

企業の場合


シェアされるような良いストーリーがあると、その企業は伸びる傾向があります。

良いことも悪いことも、SNSによってすぐに拡散されるので、良いストーリーが「バズる」のが理想ですね。

良いストーリーを多くの人に届けることができれば、必然的にその企業の認知度は上がりますよね。

リピートにつながったり、口コミで広まったりすることも考えられます。

ブランド・コンセプトの事例

最後にブランド・コンセプトの事例を2つご紹介します。

事例①:スターバックス


スターバックスの掲げているブランド・コンセプトは、「The Third Place」です。

家庭でも、職場でもない。

人々がくつろげる第三の場所を提供する。

「The Third Place」には上記のような思いが込められています。

実際にスターバックスはただ単に質の高いコーヒーを提供するだけでなく、いち早く店内にWi-Fiを設置したり、複数のタイプの椅子とテーブルを用意したりすることで、顧客のくつろぎ体験の価値を高めています。

事例②:スバル


スバルは現在「一つのいのち 一台のSUBARU」というブランド・コンセプトを掲げています。

スバルは車のオーナーをただの顧客として扱うのではなく、守るべき「一つのいのち」として捉えています。

そのため事故が起きた際の安全性を高めることは勿論、そもそも事故を起こさないようにするという「0次安全」という概念を生み出すなど、安全性へのこだわりを追求し続けているのです。

まとめ

今回はブランディングにおけるコンセプトについて、作り方や事例を交えてお話してきましたが、いかがでしたか。

明確なブランド・コンセプトがあれば、他と差別化ができ、魅力や個性を分かりやすく伝えることができます。

是非この記事を参考に、ブランド・コンセプトの策定にチャレンジしてみてください!
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サックルマガジン編集部

デジタルクリエイティブの最新情報を発信する情報マガジン「サックルMAGAZINE」の編集部です。運営会社サックルは「ニーズがあるクリエイター集団でい続ける」を掲げ、創業13年目を迎えました。デジタル領域のプロとして、メディアを通じて多くのビジネスマンに有益な情報を発信しています。

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