IoTで世の中がどう変わるか、とっさに説明できますか?

2018/07/25

IoTで世の中がどう変わるか、とっさに説明できますか?

IoTで実現する過不足のない快適な日常

すでに言葉としては定着した感のあるIoTですが、それがどういうモノに使われ、どういう場面で、どういう具合に人の役に立っているか、正しく説明できますか?

簡単に言うとIoTでは、モノをインターネットとつなぐことで、“他ではないまさにその”モノから情報を集め、“他ではないまさにその”モノを通じて、それを使用するヒトに対してきめ細かなサービスを実現できます。

あと一本あると思ったのに、冷蔵庫の冷えたビールがなくなっていた。せっかく風呂に入ってさっぱりしたのに、もう一度服を着て近くのコンビニまで買いに行かなければならない。
たとえばこうした不快な経験を、そう遠くない将来、IoTは未然に察知して回避してくれます。
「飲んだだろ」「飲んでません」という家族内の不毛なやりとりも理論上はなくなります。

では、どのようにそれが実現されるか、これからわかりやすく解説していきます。

そもそもIoTって何でしたっけ?

ToT ← こうならないために、おさらいしておきましょう。
IoTとは、Internet of Thingsの略で、「モノのインターネット」と訳されます。
すべてのモノがインターネットにつながることで、それぞれのモノから個別の情報を取得でき、その情報を元に最適な方法でそのモノを制御できるという仕組みです。

プロセス的には、
1.情報の取得は、ヒトの直接的な操作やセンサーを活用して行う。
2.得られた情報はクラウド上にデータとして蓄積、分析される。膨大なデータの解析にはAIが用いられる。
3.分析結果に応じてモノが作動。ヒトに対して最適なフィードバックが行われる。
ということです。
先ほどのビールのたとえで言うと、下図のようになります。


IoTはどんなモノが?と聞かれたら、あらゆるモノが、と答えます。
スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブル端末は言うに及ばず、家電やヘルスケア機器、乗り物など・・、2020年までには500億個のモノがインターネットに接続されると予想されています。まさにIoTからIoE=Internet of Everythingということになります。

いまいちまだピンと来ないという方向けに、次節でIoTの具体的な事例を紹介していきます。

IoTで実現するあんなことやこんなこと

スマートシティー


サッカーやサグラダファミリアで有名なバルセロナですが、実は官民連携して街のIoT化に取り組むスマートシティとしても知られています。
たとえば、路上に埋め込まれた速度センサーが時速30㎞以上で走行している車を感知すると、前方の信号機が自動的に赤に切り替わります。急いでいるときはイライラしそうですが、歩行者の安全を最優先に考える、世界屈指の観光地らしいスマートな発想ですね。
また、公園のスプリンクラーと土壌の湿度センサーを連携させ、適切なタイミングで散水するシステムも実用化されています。土が乾いていようが湿っていようが、毎日決まった時間に散水する頑固なスプリンクラーより、花や芝生を常に生き生きとさせられますし、市が管理する複数の公園で同時にプロジェクトを行うことで、水道代約25%を削減することに成功したそうです。

自動車


もちろん日本でも、IoT活用へ向けた取組みはいたるところで盛んに行われています。
進歩が速いのはやはり自動車業界です。最新の技術は車内で感じるものなのでしょう。
コネクティッドカー(connected=つながっている。もちろんインターネットに)と呼ばれ、たとえば、周辺の道路状況に応じて最適なルートを提示するナビゲーションシステムとか、AIによる自動運転化、それと掛け合わせた輸送配送の無人化なども、そろそろ実用段階に入ってくると言われています。
トヨタの人工知能システムYUIは、運転者の様子を観察し、声や表情の変化から心理状態まで読み取り、好みの音楽をかけたり、話し相手になってくれたりします。居眠りしそうなドライバーに水・・はさすがにかけませんが、居眠り運転防止にも効果がありそうですね。
YUIは、休日の行き先の提案もしてくれます。ドライバーの心の高ぶりを感知し、そうした情報を集積して、心を動かすスポットにますます精通し、フィードバッグがさらに正確になると言います。最適化の自動化、まさしくIoTの神髄と言えるのではないでしょうか。

閑話休題。「ナイトライダー」という昔はやったドラマの世界に、ようやく現実が追い付いてきた感じですね。

医療


IoTは医療の分野でも大きな効果が期待されています。
ウェアラブル端末でバイタルサインを測定し、遠隔医療や適切なケアに結びつけます。
たとえば、センサーで膀胱の動きを測定し、排尿のタイミングを予知するデバイスは、介護施設などで職員の業務を助け、自立排尿のサポートとしても効果があります。
また、2017年7月にセコムが販売を開始したマイドクターウォッチは、リストバンドとして手首に装着することで、発作などの突然の体調不良時に自力で素早く緊急通報できるほか、意識を失い転倒した場合に自動通報する機能などを備えています。

まとめ

こうして見てくると、IoTが目指すところが何となく掴めてきませんか?
デバイスを通じて1つ1つの具体的な事例や情報を集め、AIを駆使してそれら膨大なデータを解析し、人やデバイスに対して最適なフィードバックを行う。
それにより、資源や労力を過不足なく配分し、仕事や生活をさらに快適にしてくれる。
トヨタのYUIのように、膨大なデータを得ることでAI自体も学習し、最適化、最大化をも自動化できてしまう。
PCなどの限られたデバイスのみでインターネットとつながっていた時代は急速に終わりを迎え、今後はあらゆるモノがインターネットを通して人工知能と結びつけられる。
本物の未来が、ついそこまで来ていると感じます。

SackleのWEB戦略はこちら