ユーザーテストでわかること

2017/08/04

ユーザーテストでわかること

課題抽出の為のユーザーの声

Webマーケティング活動においてアクセス解析やヒートマップなどによる定量データ(デジタル)分析が重要視されているが、その対象的になるアナログ分析手法も重要な要素である。リアルな声や反応をとることは、Web改善はもちろん商品やサービスの改善における判断基準の一つであることは間違いないです。

その代表がユーザーテスト(ユーザビリティーテスト)である。
ここでは、ユーザーテストの概要や注意点を説明したいと思います。

ユーザーテストとは

ユーザーテストは「マーケティング現場」を見る・知ることです。
ユーザーのWebサイト利用やアプリの利用シーンを観察し、使用中と使用後にユーザーの声や感想などを聴き、そこから課題を抽出したり、心理状態を理解したりする手法です。

おそらく自分以外のユーザーが自分のサイトやアプリを使っている状況や心理を知ること自体少ないと思います。リアルなWebマーケティングの現場を知ることが改善の近道かもしれません。

定量データではわからない事が見える


Webマーケティングの現場では、アクセス解析やヒートマップ等のツールを使ってデータ分析することでユーザー行動についてはある程度知ることができるが、ユーザーテストを行うことでデータではわからないことがわかります。
それは「心理」「感情」といった数字では可視化することが難しい事がわかるということです。
「どんな印象を持ったのか?」
「どんな気持ちで使っていたか、もしくは使ったか」
などの心理データを得ることができることが大きいです。そして、これがわかると課題や改善ポイントが見えてきます。

ユーザーテストはマーケティング活動全てのシーンで実施される。


ユーザーテストにおいては、サイトやアプリの改善だけに使用される手法ではなく、様々なフェーズで実施されます。
・新商品やサービス企画の立案
・現状分析
・デザインや設計
・課題抽出
・製品のアップデイト

ユーザーテストの方法

実際にユーザーテストを実施する方法は大きく分けて3つある。
私も以前、調査会社から依頼されグループディスカッションなどに参加したことがある。
以前は、年齢や性別・趣味など登録されているデーターから選出して電話で参加を依頼するパターンがほとんどだったが、現在は、ITインフラを使って調査実施するパターンも増えてきています。

●対面方式
ユーザーをテストルームに呼んで専門スタッフが対面でインタビュー方式で行う方法。
個別や集団など調査の中身や方法によって様々。
ほとんどが調査会社に依頼して専門のスタッフが実施することが多い。
●リモートテスト
部屋は準備せず、自宅にいる協力者(モニター)にマイクやカメラなどを整えてもらい1人で実施してもらい方法。海外では一般的に使用され、日本でも2012頃からサービスを提供している会社があります。対面式に比べてコストが低いのが特徴です。
●簡易テスト
海外では「廊下テスト」などと呼ばれ同僚や家族・知人などにサイトやアプリを使ってもらう簡易方法。自社内で完結できすぐにできる手軽な方法である。コストや時間はかからない。

また、海外のスタートアップなどにおいては、公園や歩いている見知らない一般の方に、ワンコイン(500円?)ぐらい払ってユーザーテストを実施しているケースもあるらしいです。

ユーザーテストは何人必要?

ユーザーテストを実施するにあたり、気になるポイントは「実際何人にテストすればいいの?」という点です。これは、海外の例も含めてみると3人〜5人で実施するのが一般的です。

少人数(3人)でも課題の65%は見つかる


これは、海外のWebユーザビリティーの権威ヤコブ・ニールセン氏曰く「テスト人数と課題発見率の方程式?」によると、「経験則として3人実施すれば65%程度、5人実施すれば80%程度の課題が見つかる」と言われています。
また、仮にそれ以上人数を増やしテストを実施しても、同じ課題が見つかるだけとも受け止められます。

「誰がやったか」が重要


人数も重要だが、「誰がテストをやったのか(ユーザー選定)」も人数以上に大事です。
冒頭にも説明したが、ユーザーテストは心理が可視化できることがメリットです。
従って、対象サイトやアプリに対して関心を持っている必要がある。単なるサイト・アプリの使い勝手だけでなく、あくまでも心理を知ることが課題抽出に必要な要素です。

最後に・・・


マーケティング活動の中で、現場の声を聞くことは最も基本的なことであり課題抽出に必要な要素であるのは、いつの時代であっても必要だと思います。どんなにアナリティクスが優れていても、人の感情や心理状態までも読み取ることは今の段階では難しいと思います。

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