今注目されているリブランディングの必要性は

2019/07/11

今注目されているリブランディングの必要性は

ブランディングとの違い

そもそもブランディングとは


「ブランド=魅力」と解釈した場合、ブランディングは「魅力創造活動」と捉えることができます。ビジネスにおける一般的なブランドの役割は、商品や人、企業を他と区別するために存在しています。実際には、商品のデザインやシンボルマーク、商標、名称、キャッチフレーズなど複数の要素が合わさってブランドを構成しています。そして、ブランディングとは、ブランドを消費者に認知させ、市場における自社(商品)のポジションを明確化する活動のことです。

ブランディングをする上では、コンセプトがないと他と差別化ができませんので、
下記の記事も参考にしてみて下さい。

ブランディングのコンセプトで重要なこと

リブランディングとは


分かりやすく解説すると、「ブランドを再構築する」という意味です。
ビジネスシーンにおいて考えてみると、企業が利益最大化を目的に、消費者から特定のイメージと一緒に認知を高める活動と解釈できます。

リブランディングがなぜ必要なのか

ブランディングを適正に実施する事で、特定のポジションとして認知されたり、利益を拡大できるでしょう。では、リブランディングはなぜ必要なのでしょうか。過去に打ち出したブランドが消費者から受け入れられたとしても、下記に記載したような変化によって、それは一時的となる可能性があるからです。

①競合の参入や市場環境の変化
競合他社が少なかったのに、大手企業の参入によって価格競争に陥ったり、テクノロジーの進歩などで競合するカテゴリー自体が変わってしまう事もあるでしょう。

②新ジャンルの登場による衰退 
 
そのブランドや商品というよりは、ジャンル全体が衰退してしまう場合があります。
具体例として、ワープロや携帯電話のガラケーなどが挙げられます。

③時代や価値観の変化 
 
一つの会社に勤め上げるのがいいという価値観や、経済的成功が幸福になるには重要であるといった昔ながらの考え方も徐々に変化し、多様化しています。

④社会構造の変化

少子高齢化、ホワイトカラーの失業、グローバル化など構造的な枠組みも日々変化しています。
構造の変化に伴い、人々の価値観も変わっていきます。

時代や外部環境は常に変化しているため、当然、人々の価値観も変わっていきます。長くビジネスを続けたいと考えるなら、それに伴って企業もブランドを変更する必要が出てくるでしょう。

リブランディングが必要なタイミングとは

リブランディングが必要な理由として、時代・外部環境の変化に伴う人々の価値観の変容によって、受け入れられていた企業ブランドは一時的なものである可能性をお伝えしました。では、いつリブランディングすれば良いのか、そのタイミングについて解説していきます。実は、リブランディングをすべき明確な時期は決まっていません。しかし、企業の現状と今後の方針を把握する事で、適切なタイミングを決めるきっかけになるでしょう。下記に具体的なタイミングの例を6点あげていますので、参考にして下さい。

1.企業理念の改定や企業メッセージ、コンセプトに変化が生じた時。
2.新たに参入する市場で、独自のポジションを築き上げたい時。
3.同じ市場であるが、新商品・新サービスを展開したい時。
4.競争のレベルが高く、商品やサービスの質を改めたり、より向上させる必要性が生じた時。
5.市場調査の結果、ターゲット層から、ブランドイメージが勘違いや誤解をされており、変更が効果的な時。
6.現状、売上や利益に問題はないが、予測される変化に備え、消費者へ未来の方向性を打ち出し、新たなブランドイメージを得たい時。

リブランディングのタイミングは、上記の通り、消費者からの評価、競合他社や参入市場、時代の変化といった外部環境の変化を受け、自社の今後の方向性を検討する中で生じるものだと言えるでしょう。

リブランディングの成功事例

実際に、リブランディングで業績を伸ばした成功事例を2つ紹介しますので、イメージする上で、参考にして下さい。

①お〜いお茶
コンビニや自販機でよく販売されている伊藤園の「お〜いお茶」が実は、リブランディングされているのをご存知でしたか。元の名前は「煎茶」で、「まえちゃ」や「ぜんちゃ」と読み間違えられる事もあり、浸透しなかったそうです。そこで、コンセプトを変更し、”家族だんらんやコミュニケーションの場で飲むお茶のイメージ”を打ち出すため、商品名を変えたそうです。確かに、売り場から呼び掛けられているようで、親しみやすさを感じますよね。

②ユニクロ
ファストファッションブランドとして、幅広い世代から利用されている「ユニクロ」も、過去にリブランディングが行われています。かつては、ファミリー層をターゲットにしており、ロゴの色やフォントなどのデザインも現在とは異なるものでした。ユニクロは当初、フリースが大ヒットしており、順調に売上を伸ばし、店舗数を拡大していました。しかし、商品が消費者へ広く浸透した結果、”ユニバレ:着ている服がユニクロとバレてしまうと恥ずかしい”という現象が生じてしまい、商品の売れ行きが不調となり、重大な経営不振に陥ってしまったそうです。そこで、企業イメージを一新するべくロゴデザインを変更しました。結果的に、テレビなどのメディアでも大いに取り上げられ、現在の「安くておしゃれ」というポジションを築き上げる事に成功しました。

まとめ

ブランディングがなぜ必要か、必要なタイミングはいつなのかなど解説しました。リブランディングを検討する際は、まず、外部環境の変化を認識する事に努め、その上で、自社が現在どのようなポジションにいるのか、今後どのような方向へ進みたい・進むべきなのかを明確にする事が重要です。問題の所在を明らかにしてから、リブランディングを行う事で、独自のポジションを築き上げたり、利益拡大に繋げる事ができるでしょう。

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この記事を書いた人 坂田

マーケティング部 坂田

入社1年目。分かりやすい記事を心がけています。