プレスリリースの書き方と方法のまとめ「選ばれる」記事ネタの作り方

2018/07/20

プレスリリースの書き方と方法のまとめ「選ばれる」記事ネタの作り方

プレスリリースの人気が再燃しているのをご存知ですか?

プレスリリースと聞くと公的機関や大企業がやるもの、というイメージがあるかと思いますが、それは昔の話です。
インターネットが発達し、メディアの種類も爆発的に増え、情報ニーズはかつてないほど高まっています。多くのメディアが情報を求めています。大きなニュースや画期的な新商品の発売に限らず、求められる情報の質も多岐に渡っています。

マーケティングの世界では、大企業が巨費を投じて行ったキャンペーンが不発に終わり、SNSでバズっただけのものが大ヒット、ということが当たり前に起きています。どこに発火点があるか分からない状況ですから、自社のPRや発信のためのチャンネルは多ければ多いほど良いということになります。

再び存在感を増し、利用機運が高まりつつある「プレスリリース」ですが、どのように活用するかの方法や、本職の記者に読ませる記事をどう書くかなど、分からない部分も多いと思います。

そこで今回は、今どきのプレスリリースの活用方法と、記者に選んでもらえる記事の書き方をまとめてご紹介します。

プレスリリースを活用するメリット

そもそもプレスリリースとは、プレス(報道機関)向けのリリース(発表)ということで、ニュースとしてメディアに取り上げてもらうことを目的として、記者に対して自社の情報を伝えることを指します。
広告と違って広告費を払えば必ず掲載してもらえるというものではありませんが、ひとたびメディアに取り上げられると、広告費をかけずに自社のブランドや製品、サービスをアピールすることもできます。

プレスリリースを活用する1番のメリットは、メディアに記事が掲載された場合、本来自社ではリーチできない幅広い層の見込み顧客にPRできることです。また、広告ではなく記事として見てもらえるため、読者に信頼されやすく、拡散の可能性も高くなります。

プレスリリースの書き方「記者の目にとまる」

プレスリリースでは、こちらが提出した記事ネタが記者の目にとまり、それがニュースとして取り上げられ、発行・配信されて初めて人の目に触れます。したがって、記者に選んでもらえなければ何も起こりません。したがって、記者に選んでもらえる記事ネタを作ること、まずはその点に注力しましょう。

といっても慣れていないと筆も進まないでしょうから、以下に書き方、考え方をご紹介します。

何をどう書くかがまとまらず、書き出しすらできない場合は、考え方を整理する必要があります。先ほども書きましたが、大々的なニュースやセンセーショナルな話題である必要はありません。小さなこと、ささいなこと、目立たないことでも、他にはない何らかの特徴や、きらりと光る個性があるだけで、ネタとしてのインパクトは全然違ってきます。大きなニュースも、読者に飽きられていたら読んでもらえません。スケールは小さくても新味のある記事に読者の目は向くものです。

考えていただきたいのは、記者も同じ人間で、やはり他とは違う特徴的な記事を作りたいと考えている点です。記者向けの文章が名文である必要はありません。特徴を分かりやすく伝えておけば、そこに目を留めた記者が、その特徴を最大限生かすような文章を書いてくれます。ここでの主役はあくまで記者なので、記者が料理したくなるような素材を、あまり手を入れない状態で提供することが、ネタを取り上げてもらうコツと言えるでしょう。

上述したようにニーズは幅広くあります。あなたが感じた個性や特徴を、ぶれずに、余さずに、伝えきりましょう。

記者の目にとまるタイトル


記者は日常的にたくさんの記事ネタに接しています。彼らの目をあなたのネタに向けさせるには、やはりタイトルがとても重要になります。

個性や特徴を簡潔に伝えます。すべてを盛り込もうとせず、必要なことだけ伝えて一度すっと引くイメージです。それで記者が好奇心をうずかせて食いついてきたら成功です。魚釣りみたいですが笑。
「個性も特徴もないよ。どこにでもある普通のニュースだもの」という場合でも、正直こじつけでもいいので、何かしら記者の気を引く仕掛けを作りましょう。疑似餌でも魚はつれます!
ただし注意すべきは、広告ではないので、「お得」とか「今だけ」といった、マーケターなら誰しも使いたくなる煽り文句はくれぐれも使わないようにしましょう。

「ニュース性」を端的に伝えるリード


タイトルに興味を持ってもらえたら、直下のリードで本文の内容を要約して伝え、本文を読む価値があるかどうかの判断を記者にゆだねます。通常400~600文字程度にまとめます。タイトルには記者の気を引く仕掛けも必要ですが、リードは淡々と事実のみを整理して伝えるようにしましょう。タイトルでインパクトを得た記者が、リードを読むことでそこにストーリー性などのレトリックを思いつくかどうかがカギになります。ですので、なるべく邪魔にならないことを心がけます。
一番伝えたいことを最初に持ってきて、5W1Hを意識しながら書くとすんなりまとまると思います。

料理するのは記者 素材としての本文の書き方


プレスリリースで主役になろうと思ってはいけません。あなたが提供する情報も1つの素材です。主役は記者であり、記者が作る記事であり、記事がならぶメディアページになります。
プレスリリースの本文は、冗長にならないよう1つ1つのセンテンスを短くし、40~50文字以内にまとめます。全体をA4用紙1~2枚に収まるようにし、読みやすいようにレイアウトも工夫します。適当な長さで段落をつけ、それぞれに小見出しをつけましょう。

あくまで公式文書ですので、嘘や間違い、誇張はNGです。重要な情報に関しては具体的な数値や裏づけを添えるようにします。伝えたい要素が多い場合は、読みやすく箇条書きにするのも1つの方法です。

また、業界用語や専門用語は使わないようにしましょう。すべての記者がその分野に精通しているわけではありません。リライトに調査が必要=面倒だな~と思われないためにも、平易な文章で書く必要があります。どうしても盛り込まなければならない場合は、用語解説を付けると親切ですね。その場合くれぐれも正しい内容で。

最後になりますが、「よし、記事にしよう」と記者が思い、もっと詳しい情報を知りたいとせっかく思ってくれたのに、どこを探しても連絡先がない、ということがあってはなりません。通常は本文の末尾に住所、氏名、部署や役職名、電話番号、メールアドレス等を記入します。

配信には2種類の方法

書き上げたプレスリリースを配信するには2つの方法があります。
1つは、印刷して記者や出版社に直接郵送する方法です。目立つに越したことはないので、その場合はA4の封筒を用いましょう。関連資料を同封すると、興味を持ってもらえた時に資料請求の手間が省けて便利です。切手代や封筒代、コピー代がかかります。

もう1つは、ネットのプレスリリース配信代行業者を使う方法です。無料版と有料版があり、有料版は1記事あたり3~4万円という設定のところが多いです。コツをつかむと無料版でも記事にしてもらえることはあります。有料版の場合、プレスリリースの質が相対的に上がりますので、掲載率は当然上がります。多少のコストはかかりますが、記者へのリーチもその分高くなります。始めのうちは無料版で様子を見ながら方法を学び、手ごたえをつかんだら有料版に、という方法もありかと思います。いずれにしても、記事化されることで大きなメリットが得られる場合など、臨機応変に発信方法を考えると良いと思います。

業者の中にはプレスリリースの作成自体も代行してくれるところがありますので、時間がない場合はそちらを利用する方法もあります。ただし、ですが、やはり思い入れや情報量、情報力の面で、本当に詳しい人や、心から語れる人が書いた方が、胸を打つ文章が作れるとは思います。

「プレスリリースの書き方と方法 選ばれる記事ネタの作り方」のまとめとして・・・

プレスリリースを書く上で、何より勉強になるのは他社のプレスリリースを読むことです。情報の整理の仕方や類似記事との差別化の方法など、記者目線でそれらを見ることでもろもろの発見があります。次に自身でプレスリリースを作成する際に引き出しになってくれると思います。

企業の中には定期的なプレスリリースの配信を社是として行っているところもあります。定期的にニュースを発信するには、ニュースになるようなアクションを起こし続けなければなりません。停滞を望まないアクティブな会社として認知されますし、単純に数が多ければそれだけ記者の目にもとまりやすくなります。

ネット社会において価値を再発見されつつあるプレスリリースを、マーケティングの1つの方法として、ぜひぜひ活用してみてください。

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