Google AdWords ターゲットを逃さないマッチタイプの設定法

2018/06/21

Google AdWords ターゲットを逃さないマッチタイプの設定法

マッチタイプの選択はとても重要

せっかく苦労して選んだキーワードも、マッチタイプの選択を誤ると、想定した見込み顧客に届かない微妙なものになってしまいます。「クリック数ばかり増えて一向にコンバージョンが伸びない」とか、「クリックどころか表示すらされない」、ということにもなりかねません。

マッチタイプは、キーワードの解釈の仕方をAdWords側に伝えるもので、日本語の語彙やニュアンスの複雑さに適応させるためにも、重要度の高い設定項目となります。裏を返せば、ここを正しく理解しておくと、競合との差別化をはかりやすくなります。効果的な設定法をマスターし、狙い通りの相手に、効率良く広告を届けられるようにしましょう。

マッチタイプとは?

登録した入札キーワードと、ユーザーが入力した検索語句を、どのレベルで関連付けるか、その“遊び”幅を指定するのがマッチタイプです。
たとえば「プレゼント」というキーワードで、「贈り物」と入力した検索ユーザーにも広告を表示できるようにするか。厳密に「プレゼント」だけにするか。「贈り物」のような類義語も良しとするか。良しとした場合、「お中元」で検索したユーザーにも広告が表示される可能性があるが、その場合はどう対処するか。そうしたことを決めていきます。

キーワードが1文字であれば、そうした設定も比較的容易にできますが、2つ以上の語句を組み合わせるとなると(ほとんどの場合そうです)、これがなかなか骨が折れます。

AdWordsのマッチタイプには部分一致絞り込み部分一致フレーズ一致完全一致の4種類があり、下図のようにそれぞれ解釈の範囲が違います。キーワードの性質や訴求対象に合わせて、適切なマッチタイプ、あるいはその組み合わせを選択するようにしましょう。

それぞれのマッチタイプについて

部分一致


上図の通り、部分一致では、入札キーワードをもっとも幅広く解釈します。
検索エンジンが考える「それっぽい」語句に対してまで、広告表示の範囲を広げます。「プレゼント」が「贈り物」と関連付けられますし、場合によっては「お中元」や「記念品」と関連付けられることもあります。したがって、より多くの人々に広告を表示してサイトへの流入やコンバージョンを増やしたい場合や、成果に結びつくターゲット像がいまだ不鮮明である場合などに、特に効果的といえるでしょう。

Googleによると、『1日に使用される検索語句の20%は、過去90日間で一度も使用されていない』ということです。すなわち、ユーザーが使用する検索語句は、普段からそれについて考えているネット広告の運用サイドには思いもよらないほど独創的であるということです。

部分一致では、訴求範囲を広げ、機会損失を減らせる反面、意図しないキーワードでの流入が増えるというマイナス面もあります。クリックされればその分だけ広告費がかかります。
その場合は、検索語句レポートをチェックし、望まないキーワードについては除外キーワードに登録する必要があります。
データ収集に適したマッチタイプともいえますので、初めは部分一致で登録し、どのキーワードが有効か確認したうえでマッチタイプを絞る、という方法もおすすめです。

フレーズ一致


フレーズ一致では、入札キーワードの語順が重要になります。語順が変わると広告は表示されませんし、キーワードの間に別の語句が入ってもマッチングしません。

たとえば、「野球 グローブ」で登録した場合、「野球 グローブ 手入れ」や「激安 野球 グローブ」だと表示されますが、「野球 ミット」や「野球 外野手 グローブ」では表示されません。「グローブ 野球」で、野球場で行われたグローブのコンサート(古い・・)について検索を行ったユーザーに対しても、広告は表示されません。

「中野 サンプラザ」など、語順が変わることで意味が変わってしまうキーワードを登録する際に、とても有効な方法です。

完全一致


文字通り、入札キーワードとユーザーの検索語句が完全に一致した場合にのみ広告が表示されるマッチタイプになります。

たとえば、「金属 バット」で登録した場合、「バット 金属」や「金属 バット 野球」「木製 バット」「ゴールデン バット」などではマッチングしません。「金属製 バット」など、表記違いや変換ミス、省略形などはマッチングされます。

狙ったターゲットにピンポイントで訴求でき、広告費の無駄を抑制できる反面、広告の表示回数は目減りします。『検索の半数以上は3つ以上の語句の組み合わせで行われている』そうです。検索語句を網羅できるわけではないため、機会損失の可能性があることも否定できません。

絞り込み部分一致


キーワードの先頭に半角の+を付けることで登録できます。このマッチタイプでは、語順や他の語句を気にする必要はありません。狙ったキーワードとその類義語に、柔軟なスタンスで関連付けられるので、適切な相手に訴求できますし、多くのキーワードや除外キーワードを登録する必要もなく、運用の手間が省けます。

「+野球 +スパイク」で登録すると、「ベースボール スパイク」「スパイク 野球用」でも、「スパイク 子供用 野球」でもマッチングします。キーワードの選定が的確であれば、狙った相手にもっとも近い範囲で広告を届けられるマッチタイプといえます。

おすすめのマッチタイプは?

マッチタイプは複数を同時に設定できますので、組み合わせて使うことをおすすめします。

無難なやり方としては、完全一致や絞り込み部分一致で成果が見込めるユーザーに確実にリーチし、逃した魚を部分一致ですくう、というものです。予算に差をつけ、優先順位を明確にすることで、メリハリのある運用が可能となります。

終わりに・・・

インターネット広告においては、データを分析して広告を改善する、いわゆるPDCAのサイクルがとても大切になります。人の動きはアナリティクスで解析できますが、流入したユーザーがどのような語句で検索を行ったか、AdWordsキャンペーン内の「検索語句レポート」で把握するようにしましょう。除外すべきキーワードを確認できますし、ユーザーのニーズが端的に表れているので、より効果的なキーワード新たなビジネスチャンスに気づくきっかけにもなります。

マッチタイプを使いこなせるようになると、キーワード自体もある程度ゆとりをもって選べるようになります。
トライ&エラーを繰り返しながら、あなたが選んだキーワードの性能を存分に発揮できるように、マッチタイプを使った正しいチューニング法を体得してください。

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