フリーランス協会は怪しい?所属するメリットやその他のコミュニティも紹介

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フリーランス向けの団体として、フリーランス協会というものがあります。フリーランスとして活動している人は、耳にすることがあるかもしれません。そして、得体のしれない怪しい団体と思われているかもしれません。

ではフリーランス協会はどのようなサービスを提供しているのか、実際のところ怪しい団体なのかを解説していきます。また本記事のスタンスとしては、フリーランス協会を肯定も否定もしていません。

フリーランス協会に対する客観的な情報をまとめたうえで、加入すべきかどうかの判断要素を解説します。

フリーランス協会とは

フリーランス協会とは、フリーランスや副業をしている人が加入する協会で、キャリア支援などを行っています。フリーランスの有志によって設立された非営利団体で、年会費1万円の一般会員と年会費無料の無料会員があります。

フリーランス協会に入会するメリット

フリーランス協会に入会することで複数のメリットがあります。特に入会を推奨しているわけではありませんが、ここでは一般的に挙げられるメリットをご紹介します。

人脈拡大


フリーランス協会では定期的に交流会が開催されています。交流会に参加することで、人脈を広げられます。フリーランスにとって人脈を広げることで仕事に有利になるので、人脈拡大はフリーランス協会のメリットとして最初に挙げられるでしょう。

データベースの活用


フリーランス協会には専用データベースが用意されています。フリーランス協会に入会することで専用データベースに登録され、また専用データベースを利用できるようになります。データベースを介して連絡を取り合ったり仕事を依頼することも可能なので、データベースも人脈拡大や仕事の獲得、依頼につながります。

情報収集


フリーランス協会は定期的にイベントやセミナーを開催しています。これらに参加することで、主催者からの情報や、そこに集まった人から情報を得ることができます。インターネット上にはない実体験や考えなどを聞くことができるので、刺激にもなるかもしれません。

弁護士費用の負担


フリーランス協会の一般会員になると、フリーガルという保険に自動的に加入できます。フリーガルとは、フリーランスが報酬などのトラブルに巻き込まれた際に、専属の弁護士が対応してくれるサービスです。自己負担0円で、最大70万円分まで弁護士費用が補償されます。

賠償責任保険の自動付帯


フリーランス協会の有料会員になると、賠償責任保険が自動で付いてきます。仕事中に何らかのトラブルが発生した場合、補償してくれるということです。具体的には、事故、情報漏洩、納品物の瑕疵、著作権侵害などのトラブルが挙げられます。

所得補償保険への加入が可能


フリーランス協会には所得補償保険も用意されています。所得補償保険は、何らかの事情で収入が減少した場合に補償してくれる保険です。

コワーキングスペースの利用


フリーランス協会は全国各地にコワーキングスペースを設定しています。そしてフリーランス協会の会員はコワーキングスペースを利用できます。自宅で作業できない環境の人はあまりいないかと思いますが、気分転換などでコワーキングスペースを使用するのも良いかもしれません。

フリーランス協会に入会するデメリット

次にフリーランス協会に入会するデメリットです。

無料会員は受けられないサービスもある


フリーランス協会は優良の一般会員と無料会員があるということでした。ネーミングとしても、一般会員の方を有料にしているため、有料が前提になっているような印象を受けるでしょう。そして保険などは優良会員のみで、無料会員にはないサービスです。

一般会員は年会費がかかる


一般会員は年会費が1万円です。そのため、毎年1万円支払う必要があります。年度の途中で退会しても支払った費用は戻ってこないので、一般会員になれば毎年確実に1万円かかるということです。

フリーランス協会は怪しい?

フリーランス協会は設立が2017年と歴史が浅く、また一般会員は年会費1万円なので数か月で解約しても月割での返金がありません。公共の団体ではなく有志の団体なので、よくわからない怪しい団体という印象になる場合もあるでしょう。

またフリーランス協会に所属するとデータベースに登録され、そのデータベースを会員は見られるということから、個人情報の観点でも怪しいという見方があるかもしれません。どのような人が登録しているかわからないという問題もあるでしょう。

フリーランス協会の会員になるには審査があるので、誰でも会員になれるわけではありません。しかし、審査が特別厳しいわけでもないと考えられます。非営利団体ということにはなっていますが、一般会員から年会費1万円を徴収している点も怪しいポイントでしょう。

実際登録しても、1万円分のサービスを受けていない人も多いと考えられます。そうなると、一般会員から集めたお金は運営側の人の懐に入っている可能性も否めません。上でも記載した通り、無料会員が一般会員ではなく、有料会員を一般会員としている点もマネタイズをある程度狙った設計のような印象にはなるでしょう。

フリーランス協会に入会すべき?

フリーランス協会のメリット、デメリット、怪しいと言われる理由などについてご紹介しました。フリーランス協会はフリーランスなら加入すべきというものではなく、自分にとってメリットが大きければ加入すれば良いでしょう。

フリーランス協会に入会しても大きなメリットを得られない可能性はありますが、逆にそれほど大きなデメリットもないと言えます。無料会員なら無料で会員になることができ、一般会員でも年会費は1万円なので仕事や生活に支障が出るほどの金額ではないと考えられます。

ただし人によって会費に対する感覚は異なり、また上述の通りそもそもあまり恩恵を受けられない人もいます。保険などもフリーランス協会以外でも用意されているので、フリーランス協会にこだわる必要はありません。

フリーランス協会以外のフリーランス向けコミュニティ

フリーランス協会以外にも、フリーランス向けのコミュニティは複数あります。フリーランスはこれらのコミュニティに所属すべきかというと、そういうわけでもありません。所属したい人は所属すると良い、といった立ち位置でしょう。フリーランス協会以外のフリーランス向けコミュニティとしては以下のようなものがあります。

 

  • FreelanceNow

  • まるも(コワーキングスペース)

  • connpass

  • Home Worker’s Community(ホームワーカーズコミュニティ)

  • DMMオンラインサロン

  • Doorkeeper(ドアキーパー)


 

有名なものを挙げましたが、知名度が低くそこまでオープンにやっていないものまで含めると、フリーランス向けのコミュニティは多岐にわたります。そしてどのようなコミュニティが合うかは人それぞれ異なります。

結局のところは集まっている人や主催者との相性も重要だからです。いろいろなコミュニティがあることを踏まえて、まずはコミュニティに所属すべきかどうかご検討ください。
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