Web解析の理解 -各指標の活用-

2017/09/26

Web解析の理解 -各指標の活用-

ページビューの活用について

前回の「Web解析の理解」では、各指標について理解を深める為に説明をいたしました。
ここでは、それらの指標を利用し、改善のためにどのように活用していくのかを記載いたします。

平均ページビュー数はそのサイトへの興味関心
ページビュー数、平均ページビュー数は、基本的に多いに越したことはありません。
多ければ多いほどいいです。
あるユーザーが検索エンジン経由でアパレル販売サイトのショップに訪れ、1ページだけを見てサイトを離れ(離脱)してしまった場合、このユーザーは果たしてこのサイトに興味関心があると言えますでしょうか?もしかしたら、自分が必要としている情報が1ページ目にあって離脱したのかもしれません。しかし、目的から考えたらEC等の販売サイトにおいては、それはユーザーにとって満足度や関心は低いと言えます。なぜなら、ECサイトでは商品が売れるまでに最低でも5ページは必要となるからです。

ECサイトの場合
「商品情報」→「カート画面」→「個人情報入力画面」→「確認画面」→「完了・サンクスページ」が必要になるからです。
これ以外にも、比較の為に他のページを見たり、その会社の信用性を確認するために会社概要ページを見るかもしれません。

ページビュー数は期間比較で分析する
分析をする時は、ただ数字だけを眺めていても改善や改善は発見できません。
なにも、これはページビューだけに限ったことではなく、指標は基本セグメントを分析をして行うことが重要です。
できるだけ、前月比、前年同月非セグメントはしましょう。
ページビュー数を期間比較することで増減を正確にとらえましょう。

ページビュー数の変化は参照元ごとに考察する
例えば、広告費を今月と先月で減額した場合、減額した分のページビュー数が減る可能性があります。また、検索エンジンの検索順位が下落したことが原因でページビュー数が減ることもあります。さらには人気ブログ等にリンクが貼られた場合は、逆にページビュー数が増加する可能性もございます。

上記のように、ページビュー数の変化を分析する時には、広告や自然検索(検索エンジン)、ブログ(SNS)など参照元別に確認することが大切です。

Webサイトの規模を表す指標に活用
amazonやgoogleなどポータルサイトやメディア系サイトではサイトの規模を表す指標として用いられます。こうした大手ポータルサイトにおいては、月間PV数が数十億〜数百億にもなります。
基本的にページビュー数はコンテンツボリュームにも比例するため、コンテンツが多いポータルサイトなどは必然的にページビュー数が多くなります。

セッション数の活用について

セッション数の変化も参照元ごとに考察
基本的にはセッション数は多ければ多いほど良い指標です。セッション数が多い理由としては、そのサイトに対して興味関心が高く何度も訪問していると言えます。セッション数を増やすには、ページビュー数同様に流入元の分析が大切です。
さらには、何度も訪問してもらうリピーターへの施策やコンテンツも有効です。
リピーターを増やすには再訪問しても興味が持てるコンテンツの展開や既存ユーザー向けにメルマガやリマーケティングなどの施策が有効といえます。

ユーザー数の活用について

ユーザー数はページビュー数とセッション数を合わせて考察
ユーザー数が増えたということは新規に訪問するユーザーが増えたことを意味します。
増加することは良いことですが、ユーザー数は増えているにもかかわらず、ページビュー数とセッション数が増えていないと問題です。セッション数が増えていないとすれば、リピーターつまりは再訪問していないことがわかりますし、ページビュー数が増えていなければ関心が持てるコンテンツがないと感じるユーザーが増えたといえます。

ユーザーの訪問頻度と訪問回数から考察
全体のユーザーの傾向を知るために、訪問頻度と訪問回数も見ましょう。
どちらも、平均や合計には意味を持ちません。どのような回数や頻度のユーザーが何人いるのかの分布を確認すると、ユーザーが極端に減っている頻度や回数を知ることができます。
これにより、ユーザーが何回目の訪問で且つどのぐらいの期間で関心がなくなるかの仮説を立てることができます。

・訪問頻度は最後に訪れてから何日後に訪れたかの情報
・訪問回数は何回訪問したかを知るための情報




コンバージョン数の活用について

コンバージョン改善の基本
重要な指標の一つにコンバージョンがあります。サイトのゴールと言っても過言ではありません。ここでは、コンバージョン数が少ない場合の3つの点の検討を記載します。
あくまでも方向性や手段であり、実際に改善施策を実行するには、様々な要素や考え方が存在しますのでご了承ください。

1.流入数を増やすために、集客方法を見直す
基本的に集客が増えなければコンバージョンは少ないままです。Webサイトへの流入を増やす方法を検討する。インターネット広告やメールマガジン、SEO対策やSEMなど集客手段の見直し検討が有効。

2.Webサイト内での離脱を改善する
サイト内でユーザーの離脱が多いと勿論コンバージョンに至らず、当然数も増えません。
ユーザーが離脱するページなどを確認し改善を検討。
また合わせて、直帰率も確認することでユーザーにとってコンテンツがわかりにくい、見づらい、ナビゲーションが見づらい、わかりづらいなどの問題がある可能性があります。改善の検討をしてください。

3.コンバージョンまでの動線を改善する
どんなサイトでもコンバージョンに至るには経由するページが存在します。
ECサイトであればショッピンカートのように。
このような重要な動線になっているページへ誘導するためのボタンがわかりづらい、使いにくいといった問題があれば改善する必要があります。また、申し込みや入力フォームが使いづらいといった場合もあります。改善が必要です。

最後に・・・


Webサイトの見直しや改善に必要なことは、まずは正しく現状把握することが大切です。
どんなに優れたツールや手段を用いて改善を実施しても数字が分からなければ何の意味も持ちません。
さらには、改善は”点"で見るのではなく、Webサイト全体の”面"で見る必要も当然あります。

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