オンライン授業という言葉は耳にしたことがあるものの、「どんな種類があって、それぞれどんなメリットがあるのかまでは知らない」という方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、これからオンライン授業の導入を検討したいという方向けに、基本的な内容を解説していますので、是非ご一読ください。
オンライン授業とは
■オンライン授業について
オンライン授業とは、インターネットとWEB会議システムなどを用いて遠隔で行われる授業のことです。
オンライン授業は以下の2つの特徴を持っています。
・オンライン授業の特徴①:場所の制約を受けない
インターネット環境さえあれば、講師も受講者も特定の場所に集まる必要がなく、どこでも実現可能というのが一つ目の特徴です。
・オンライン授業の特徴②:対面で行う必要がない
場所の制約を受けないということは、そもそも講師と受講者が同じ場所で、対面して授業を行う必要性もなくなります。
この2つの特徴を持つことから、コロナ対策の一つとして大学を中心に導入され始めているのです。
■オンライン授業の種類
オンライン授業には、あらかじめ用意している教材を配信するオンデマンド型と、WEB会議システムなどを利用した双方向性型の2種類あります。
それぞれ特徴やメリット・デメリットも違いますので、授業のタイプに合わせて適切に使い分けていくことになりますね。
一つずつ詳しくみていきましょう。
オンライン授業のやり方①:オンデマンド型
オンデマンド型は配信者である講師が資料・動画などの教材や課題を事前に用意し、インターネットを経由して受講者に配信するタイプです。
「講師が黒板を使って説明して、受講者がノートを取って課題をこなす」といった授業形態の科目であれば、ほとんどオンデマンド型に置き換えることができます。
・対面授業以上の情報を提供できる
PPTなどの資料は勿論、動画であっても講義用の原稿を用意しておき撮影に臨めば、非常に網羅的な情報を提供することができます。
リアルタイムの授業だとどうしても起こりうる「これも話しておきたかったけど、抜けてしまった…」という事態を避けることも可能ですね。
・コストを節約できる
YOUTUBEなどの無料ツールを使うことで、動画形式やPPT形式の教材であればコストをかけずに提供することが出来ます。
また教室などの場所を用意する必要もないため、教室利用にかかる光熱費といった各種コストもかけずに済みますね。
・教材づくりの手間がかかる
事前に教材を作るだけとはいえ、結構手間がかかるものです。
期毎のスケジュールに合わせて無理なく教材を準備できるよう、計画を立てなければならないのは、通常の授業運営と大きく変わらないでしょう。
・受講者からの質問受付や連絡手段に工夫が必要
授業に関してすぐに質問できる対面授業や双方向性型とは違い、授業を見ているタイミングも受講者によって様々なため、「質問をどのようにして受け、連絡するのか」を事前にしっかりと考える必要があります。
その他、受講者への周知方法なども口頭ではなく、出来るだけ文字として残すように心がける必要がありますね。
「講師が黒板を使って説明して、受講者がノートを取って課題をこなす」といった授業形態の科目であれば、ほとんどオンデマンド型に置き換えることができます。
■オンデマンド型のメリット
・対面授業以上の情報を提供できる
PPTなどの資料は勿論、動画であっても講義用の原稿を用意しておき撮影に臨めば、非常に網羅的な情報を提供することができます。
リアルタイムの授業だとどうしても起こりうる「これも話しておきたかったけど、抜けてしまった…」という事態を避けることも可能ですね。
・コストを節約できる
YOUTUBEなどの無料ツールを使うことで、動画形式やPPT形式の教材であればコストをかけずに提供することが出来ます。
また教室などの場所を用意する必要もないため、教室利用にかかる光熱費といった各種コストもかけずに済みますね。
■オンデマンド型のデメリット
・教材づくりの手間がかかる
事前に教材を作るだけとはいえ、結構手間がかかるものです。
期毎のスケジュールに合わせて無理なく教材を準備できるよう、計画を立てなければならないのは、通常の授業運営と大きく変わらないでしょう。
・受講者からの質問受付や連絡手段に工夫が必要
授業に関してすぐに質問できる対面授業や双方向性型とは違い、授業を見ているタイミングも受講者によって様々なため、「質問をどのようにして受け、連絡するのか」を事前にしっかりと考える必要があります。
その他、受講者への周知方法なども口頭ではなく、出来るだけ文字として残すように心がける必要がありますね。
オンライン授業のやり方②:双方向性型
ZoomやSkypeなどのWEB会議システムを活用してリアルタイムにコミュニケーションを取りながら授業を行うタイプです。
オンデマンド型ではできない討論や発表を伴う授業、実技演習系の授業などには最適です。
・教室での授業をほぼそのまま再現できる
オンデマンド型でも講義を録画したものを配信することはできますが、リアルタイムで生徒とコミュニケーションすることはできません。
その点、双方向性型はリアルタイム性に優れており、普段の授業をほぼそのまま再現することもできます。
・受講者の受講態度を把握しやすい
受講者側のカメラをオンにしてもらえば、受講態度などをある程度把握しながら進めることが出来ます。
授業のタイプによっては「カメラをオフにしてOK」などのルールを設けた方が、受講者側のストレスも軽減できますので、必要に応じて活用しましょう。
・インターネット環境次第で通信の質が左右される
オンデマンド型と異なりデータ通信量も多くなり、受講者側のインターネット環境やPCスペックなどによっては通信が途切れたり、遅れたりすることがあります。
・時間の制約がある
受講者とリアルタイムにつなぐため、事前に決められた時間通りに授業を実施する必要があります。
そのため配信者も受講者も同じく時間の制約を受けることになります。
この点は通常の授業と変わりませんね。
オンデマンド型ではできない討論や発表を伴う授業、実技演習系の授業などには最適です。
■双方向性型のメリット
・教室での授業をほぼそのまま再現できる
オンデマンド型でも講義を録画したものを配信することはできますが、リアルタイムで生徒とコミュニケーションすることはできません。
その点、双方向性型はリアルタイム性に優れており、普段の授業をほぼそのまま再現することもできます。
・受講者の受講態度を把握しやすい
受講者側のカメラをオンにしてもらえば、受講態度などをある程度把握しながら進めることが出来ます。
授業のタイプによっては「カメラをオフにしてOK」などのルールを設けた方が、受講者側のストレスも軽減できますので、必要に応じて活用しましょう。
■双方向性型のデメリット
・インターネット環境次第で通信の質が左右される
オンデマンド型と異なりデータ通信量も多くなり、受講者側のインターネット環境やPCスペックなどによっては通信が途切れたり、遅れたりすることがあります。
・時間の制約がある
受講者とリアルタイムにつなぐため、事前に決められた時間通りに授業を実施する必要があります。
そのため配信者も受講者も同じく時間の制約を受けることになります。
この点は通常の授業と変わりませんね。
オンライン授業を配信する上で注意すべきポイント
最後にオンライン授業を行う上で、特に考慮しておいた方がいいポイントについて触れておきます。
■テストの実施方法
テストを遠隔で行うと、どうしてもカンニングなどの不正をする受講者が出てきてしまいます。
「授業もテストも全てをオンラインで」と固執せず、テストは通常の講義教室で何組かに分けて実施するなどの対策を打つ必要があるでしょう。
■受講者の健康面への配慮
オンライン授業は受講者側が常にPCの画面を見ながら進めることになるので、目の疲れや肩こりなどが生じやすいと言えます。
そのため
・授業の合間に休憩時間を設ける
・授業の時間を短めに設定する
等といった対策を打って、受講者の健康を守る必要があります。
■耳や目に不自由のある受講者への配慮
受講者の中に耳や目に不自由のある人がいるケースもあります。
そのような受講者に対してはPPT資料の音声読み上げ版や、講義内容の台本付きPPTなど、それぞれに応じたものを別に用意したり、対面での授業を実施したりと柔軟に対応する姿勢が求められるでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
今回はオンライン授業の基本的な内容をお話しましたが、実際に導入する場合は様々な準備が必要になってきます。
是非コチラの記事も参考にしつつ、オンライン授業の導入を実現してください!
関連記事:【チェックリストとして使える】オンライン授業に必要なもの大全
今回はオンライン授業の基本的な内容をお話しましたが、実際に導入する場合は様々な準備が必要になってきます。
是非コチラの記事も参考にしつつ、オンライン授業の導入を実現してください!
関連記事:【チェックリストとして使える】オンライン授業に必要なもの大全