フリーランスエンジニアの現実とは?副業から始める方法も解説

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フリーランスエンジニアという働き方は、自由なイメージがあり、憧れを持っている人も多いのではないでしょうか。その反面、インターネットで「フリーランスエンジニア」で検索すると、「きつい」「やめとけ」などネガティブなワードがサジェストされることもあります。フリーランスエンジニアの現実とは一体どのようになっているのでしょうか。本記事では、フリーランスエンジニアで働くことのメリットやデメリット、実際どのように仕事を得ているのかなど、フリーランスを目指す方に役立つ情報を解説していきます。

フリーランスエンジニアとは

フリーランスエンジニアとは企業に属さず、個人で仕事を受注して収入を得る働き方のことです。
一般的にはフリーランスエンジニアの方が年収が高いと言われていますが、これはうまく軌道に乗った場合の年収と考えたほうが良いでしょう。現実は、仕事が取れないことにより収入が安定せず、出戻り会社員になる方も少なくありません。

フリーランスエンジニアのメリット・デメリット5選

安定した会社員を辞めてフリーランスエンジニアになるメリットはあるのでしょうか?

ここでは、一般的にフリーランスエンジニアのメリットと言われる点、逆にデメリットと言われる点を5つずつ確認していきましょう。

フリーランスエンジニアのメリット


メリット1.場所や時間に縛られない


会社に出勤する必要がないため、旅行先で仕事をしたり、午後から仕事をしたりなど、自身で調整することができます。出勤という概念がないことは予想以上に自由な働き方ができます。仕事の合間に市役所など平日にしかできない用事を済ませたり、買い物に行ったり、会う相手に都合を合わせられるなど大きなメリットがあります。

メリット2.通勤の必要がない


毎朝満員電車で通勤し、定時に出勤するという必要がなくなります。今まで使っていた通勤時間も仕事や休息に充てることができます。ただし、最近はリモートワークを推進している企業も多くなり、会社員でもこのメリットを得ている方もいるでしょう。

メリット3.会社組織の体質や人間関係から開放される


組織に属していると上司や部下との人間関係、会社の体制に対する不満、年次の評価など、煩わしいことが多くありますが、これらから開放されます。仕事に集中したい、面倒なことが嫌だという方には特にメリットに感じられるでしょう。フリーランスの場合でもチームで働くことがありますが、毎日「場」を共にしているわけではないためコミュニケーションの密度や頻度が異なります。

メリット4.必要なものを経費で購入できる


エンジニアは技術書籍の購入やセミナー・勉強会などに参加してスキルアップを図る方が多いでしょう。会社員の場合は、会社が支払ってくれない限り自費負担となりますが、フリーランスエンジニアの場合経費として扱うことができます。一見同じように見えますが、税金などを考えた場合、結果的に経費として扱える方が収入が増える計算になります。

メリット5.育児や介護がしやすい


メリット1、2のように、時間や場所に縛られず、通勤もないため、育児や介護がしやすいというところも大きなメリットです。仕事の合間に子供のお迎えに行ったり、参観に行ったり、わざわざ休暇を申請しなければならないということがありません。育児や介護での急用にもすぐ対応できるという点は、精神的にも安心感をもたらしてくれるでしょう。

フリーランスエンジニアのデメリット


デメリット1.収入が安定しない、福利厚生がない


フリーランスエンジニアは仕事をしなければ、つまり案件を取らなければ、収入を得ることができません。獲得していた仕事の突然の終了や、自身が病気になると収入がゼロになるというリスクも抱えています。しかし最近では、就業不能保険なども増えているため、加入することでリスクを最小限に抑えることができるでしょう。

フリーランスエンジニアは福利厚生がないことも一般的にはデメリットとして挙げられますが、最近ではフリーランス協会(https://www.freelance-jp.org/benefits)のように、賠償責任や収入・ケガ・介護保険と福利厚生が得られるサービスもあります。

デメリット2.自分で仕事を取る必要がある


会社員のように仕事が割り振られるということがないため、自身で営業活動し、仕事を獲得する必要があります。常に次の仕事や予定を埋めていくために、エンジニアとしての仕事以外に仕事を獲得するための時間が別に必要になります。

デメリット3.確定申告など自身で行う必要がある


会社員でも経費申請などは行いますが、全ての金銭の管理を自身で行う必要があり、そのための時間を確保しなければいけません。確定申告は面倒な作業でもあります。外注することもできますが、その分経費がかかってしまうため自身で確定申告を行っているフリーランスエンジニアが殆どでしょう。自身の負担を減らすためにはfreeや弥生会計、MoneyForwardなど確定申告に対応したサービスを利用することをおすすめします。

デメリット4.新しいスキルを得づらい


会社員の場合、新技術を学びながら進めなければならない仕事もありますが、フリーランスエンジニアは仕事を選べる反面、新しい分野にチャレンジしない限りスキルを得ていくことが難しい環境です。経験の浅い分野ではそもそも仕事が取れない場合も多いため、今まで持っているスキルで勝負していく傾向にあります。結果、スキルアップしづらい、新しい技術を得にくいという状態になります。このデメリットを少なくするためには、自身のスキルに対して時間やお金を投資していくという意識を持つ必要があるでしょう。

デメリット5.社会的信用を得づらい


普段の生活で、社会的信用がデメリットになることは殆どないでしょう。社会的信用が必要になるシーンとして、住宅ローンやカード審査など、大きなものを購入する場合に審査が通らないことがあるなどのデメリットがあります。もし大きな買い物をする場合は、会社員の間に契約を済ませるなどの対処が必要でしょう。

フリーランスエンジニアの現実ーどのように仕事を得ているか

フリーランスエンジニアはどのように仕事を獲得し、収入を得ているのでしょうか? ここでは一般的な方法として挙げられる3つの方法をご紹介していきます。

1.クラウドソーシングサイトを使う


最も簡単で手っ取り早い方法が、CrowdWorksLancersなどのクラウドソーシングサイトで仕事を獲得する方法でしょう。

副業としても始めやすく、様々な仕事の募集があるため実績を積む意味でも多少単価が安くても応募してみるなどして小さくスタートさせると良いでしょう。続けるうち、自分に合った仕事を見つけられたり、思わぬオファーがあったりする場合もあります。

2.エージェントを使う


エージェントを使うフリーランスエンジニアも多く、例えばレバテックITプロパートナーズのようなエージェントがあります。自身で営業を行う必要がなく、時間の節約にもなります。また、週2日からの仕事などもあり、副業から始める場合も仕事をスタートさせやすいと言えるでしょう。

3.人脈で仕事を得る


会社員で働いていたときの人脈から仕事のオファーが貰える事も往々にしてあります。特に、会社員時代に顧客と良好な関係を築けていた場合や、優秀だと認められていた場合はフリーランスになったことが相手の耳に入ることで仕事の依頼を受ける事が多くあります。また、企業を退社する際、円満退社していた場合は、勤めていた会社から仕事を発注してもらえるというケースもあります。仕事をしていく上で人脈は非常に重要な要素です。フリーランスであるなしに関わらず、今ある人脈は大事にしておきましょう。

まとめ

本記事では、フリーランスエンジニアのメリットやデメリット、仕事の獲得の仕方などを解説してきました。フリーランスエンジニアになりたい場合、何の地盤もなく、未経験でいきなり会社をやめるという方法は非常にリスキーで無理があるでしょう。可能であれば、前項で紹介したような仕事の獲得方法を参考にしながら、副業で数日からスタートさせ、自身の向き不向きや仕事の安定度を確認し、大丈夫だとういう確信ができてから会社を辞めるという段階を踏んでいくと良いでしょう。
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