エンジニアを志すからには、周りからそう呼ばれてみたいと思わない人はいないでしょう。
ですがその前に、できるエンジニアとは、そもそも具体的にどのような人のことを言うのでしょうか?
この記事では、「できるエンジニア」にフォーカスし、その特徴や、ならではの仕事ぶりなど、できるエンジニアをさまざまな切り口から分析していきます。
いつかは「できるエンジニア」と呼ばれてみたい、そう考えている人は、ぜひ記事内容をご確認ください。
ここが違う!できるエンジニアの特徴
基本的にレスが早い
レスポンスの早さは一見簡単に見えますが、出来ていない人が多いポイントです。
反応を早く行うだけで、相手の信用度が上がるので見習いたいポイントですが、実際には細かい仕事や、雑務に追われて、後回しになってしまうことは多々あります。
レスポンスが早いと信頼される理由は以下のとおりです。
- 質問に即座に応えられる知識量
- 積極的にタスクを拾える余裕と力
- 協力的な姿勢
日頃から仕事には余裕をもって取り組みたいところです。
荒く振られたタスクにも対応できる
内容が固まっていない雑なタスクの振られ方をされた時の対応で、できるエンジニアなのか判断できます。
できるエンジニアのタスク処理能力は以下のとおりです。
- 1で振ったタスクが10の内容で返ってくる
- 1で振ったタスクに対して、わからない部分や懸念点など、要点を抑えた質問を返す
反対にできないエンジニアは、わからない内容を後回しにして、進捗を聞かれると、「進んでいません」「分かりませんでした」と答えるケースが多く見られます。
何かしらのコンテンツをやり込む性質
できるエンジニアとして活躍している人は、何かしらの分野を異様にやり込んでいることが多く見られます。
具体的な例は、ゲームの全ミッションクリアや実績のコンプリート、隠しボスを倒すなどが挙げられます。
一つのことにターゲットを絞りつつ目標を定めて達成する遂行力は、エンジニアの仕事にも共通する考え方です。
逆に広く浅く、滞りなく物事を進める能力がある人は、ディレクター職が向いているかもしれません。
適切なコミュニケーションが取れる
エンジニアに限らず、チームで物事を進めるにはコミュニケーション能力が必要です。
仕事が滞りなく進むように、まわりに気を使いながら細やかなコミュニケーションが取れる人は、自然と信頼され、周りからできるエンジニアとして頼りにされるようになるでしょう。
できるエンジニアとは?普通と何が違うのか
できるエンジニアと呼ばれる人が、普通の人と何が違うのか、以下3つのポイントを紹介します。
- 周りからの信用度
- 何とかしてくれる雰囲気がある
- 体が強く休まない
周りからの信用度
信用度の高さはできるエンジニアの証といっても良いでしょう。周りからの信用が低いとできるエンジニアとは呼ばれません。
信用度とは、前述のとおり、余裕から生まれます。いつでも率先してタスクを引き受けることができる余力は、同じチームの仲間から見ると、頼りになるものです。
できるエンジニアを目指すにはまず生産性を高め、余裕をもったタスク管理を身に着けましょう。
何とかしてくれる雰囲気がある
エンジニアに限った話ではありませんが、できる人はなんとかしてくれそうな雰囲気があります。
そんな頼れる雰囲気を纏えるようになるには、実績が必要です。数多くの案件に取り組み、難しい状況を何度も切り抜けた先に、何とかしてくれそうな雰囲気を纏えるようになります。
できるエンジニアと呼ばれたいのであれば、難しそうな案件や状況に積極的に取り組まなければいけません。
体が強く休まない
チームで物事を進める以上、安定的に役割を全うしなければいけません。
体が強く、めったに病欠しない人は、仕事を多く振られるようになるため次第に信頼感を増していきます。
したがって、体の強さはできるエンジニアと一般的なエンジニアの差といっても差し支えないでしょう。
病気をしないということは、自己管理ができるという裏付けにもなるため、余計に評価が高くなることもよくあります。
一目おかれるエンジニアになるためには?
周りから信頼され、一目置かれるエンジニアになるために努力したい3つのポイントをピックアップしました。
- たくさん勉強する
- 好奇心をつねに持ち続ける
- コミュニケーション能力を高くもつ
ポイントは尽きない好奇心と、スキルの習得で得た知識を周りの人と共有できるコミュニケーション能力です。
エンジニアのスキルは日々更新されていくため、周りと一味違うエンジニアになるためには、勉強熱心であることは必須といえるでしょう。
勉強の原動力となる好奇心があれば、なお良いです。
使えないエンジニアの特徴も抑えておこう
できれば言われたくない言葉です。
現場で使えないと言われるエンジニアの特徴も抑えておきましょう。
以下、よくある内容を6点紹介します。
- 納期が厳しいときに自分から報告しない
- 進捗の見える化をしない
- できないと思われたくないために、適切な質問をしない
- 同じような作業の仕組み化が進められない
- コミュニケーションがうまくとれない
- スケジュール管理が甘く、休日や残業時間も工数に含めている
駆け出しのエンジニアの人の中には、いくつか思い当たる内容があるのではないでしょうか。
ポイントは適度なコミュニケーションと、仕事全体を俯瞰して客観的に見る能力です。
以上の使えないと見なされる6項目には、共通しています。
知らない間に使えないエンジニアとレッテルを貼られないうちに、気がついた時点で改善していきましょう。
まとめ 真剣に仕事に取り組む姿勢ができるエンジニアを生む
できるエンジニアを構成する要素は、真剣に仕事に取り組む姿勢といっても過言ではないでしょう。エンジニアという仕事に興味をもち、徹底的にやり込んで得た知識を周りと共有することで、できるエンジニアとして信頼を獲得できます。
コミュニケーション能力も必要ですが、まずは真剣に仕事に取り組み、とことんまでやり切ることが重要です。
対極にある使えないエンジニアと呼ばれないよう、日々の業務に取り組みましょう。