フリーランスは本当に自由? メリットとデメリットを知ろう

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フリーランスは、自分の好きなように働けるというイメージがあります。

確かに自由な働き方はフリーランスのメリットですが、その陰で多くの苦労もあります。

そこで今回はフリーランスに挑戦しようと思っている方向けに、フリーランスのメリット・デメリットを解説します。

自分にフリーランスが向いているかを考えるきっかけにしてください。

フリーランスのメリット

フリーランスとして働くメリットは多くあります。具体的なメリットを見ていきましょう。

働き方を自分で選べる


フリーランスの働き方は自由です。
成果物を納品することは大前提ですが、仕事をする時間・場所などを自分で決められます。
海辺のカフェで仕事をしても、お昼から仕事を始めても、疲れたら仮眠をとっても、誰にも文句は言われません。
自分にとって最もパフォーマンスを発揮できる働き方を選べます。

自宅で仕事をするのであれば過ごしやすい部屋着で仕事も可能です。スーツに着替える時間や身だしなみを整える時間を排除して、効率的に時間を使えるでしょう。

人間関係のストレスが減少する


職場の悩みで必ず上位にランクインするのが人間関係のストレスです。
嫌いな人がいても仕事上で関わらなければならないので、我慢をして働いている人もいるのではないでしょうか。
心理的ストレスは目に見えないので、いつの間にかうつ病などに発展してしまうケースもあります。
しかし、フリーランスであれば一緒に仕事をする人間は自分で選べます。
また、部署の飲み会や社員旅行などの会社のイベントに参加しなくていいので、人間関係のストレスはほぼゼロと言えるでしょう。

通勤をしなくてもいい


首都圏の平均的な通勤時間は約50分。往復にすると一日1時間40分です。3か月にすると375時間にもなります。
この時間を満員電車の中で辛い思いをしながら過ごさなくてはなりません。フリーランスは通勤が無いので、本来なら通勤に使う時間を自由に使えます。ちなみに、375時間あれば簿記2級やFP2級、宅建士などの資格の合格圏内に入れます。
また、仕事で移動する場合でもラッシュの時間帯を避けてスケジュールを組めます。
大雪などで電車のダイアが乱れた場合も、外出は自分の判断で中止できるので、天候の影響を受けにくくもなるでしょう。

働く日を自分で決められる


サラリーマンをしていると、土日祝日が休みの日だと身体に染みついていますが、フリーランスの休日は決まっていません。
土日休みの友達と合わせて休むこともできますし、平日休みの友達と合わせることも可能です。
また、収入をアップさせるために休みなく働いたり、週休3日にしてゆっくりと働いたりすることもできます。

得意分野の仕事に集中できる


企業に所属しているとメインの仕事だけでなく、報告のための書類づくり、来客への対応、部下の指導など多くの付随業務があります。その結果、自分の得意分野の仕事に集中ができないことも。
また、部署移動などにより、自分がやりたい仕事から離れてしまう状況も考えられます。個人の都合で配置を変えるのは難しいので、やりたい仕事ができずに苦しんでいるサラリーマンも多いです。
フリーランスは受注する仕事の内容は自分で決められるので、能力を伸ばしたい仕事や、得意分野の仕事などにフォーカスして作業を行えます。

環境の良い田舎に移住できる


近年、フリーランスの間で流行しているのが、地方移住です。
都会の喧騒から離れて、のどかな風景が広がる田舎で暮らしたいと考えるフリーランスが増えています。
パソコンとインターネット環境があればどこでも仕事ができるフリーランスは、住む場所に縛られることはありません。
沖縄の離島でも北海道の広大な平原でも仕事が可能です。
地方は住宅の家賃が安いので、東京と同じ家賃で数倍広い家に住むことも可能です。そのような環境で仕事をすれば、都会にいるときよりも効率が上がるかもしれません。

収入アップを目指せる


会社員の場合、いくら頑張っても月給は変わらず、ボーナスが少し良くなる程度にしか収入が上がりません。
しかし、フリーランスは仕事を受注すればするほど収入が上がります。
また、会社員時代にしていた仕事をフリーランスとして受注したら、単価が倍になったという話もあります。
能力があるフリーランスは単価がどんどん上がっていき、会社員時代の数倍稼げるようになる人もいます。
また、それほど突出した能力が無くても、稼働時間を増やせば収入をアップさせられます。
頑張り次第ですが、フリーランスは収入アップを目指せる夢のある働き方です。

フリーランスのデメリット

フリーランスは自由な働き方ができる一方でデメリットもあります。

収入が不安定


会社員であれば会社の業績が悪くても、毎月給与をもらえます。
しかし、フリーランスは成果物を納品して初めて収入を得られるので、仕事が無ければ収入が無くなります。また、経費だけ発生して赤字になることもあるでしょう。
継続で発注してくれる顧客がいても、いつまでも続くとは限りません。急に契約を打ち切られても文句は言えません。
フリーランスは常に収入が減ってしまう不安を抱えて仕事をしています。

社会的信用が落ちる


フリーランスは収入が不安定なので、会社員に比べると社会的信用が少なく、銀行から融資を受ける場合や賃貸のアパートを借りる場合に苦労をします。また、クレジットカードを作る際に、審査落ちすることも多々あります。
ただし、確定申告で3期連続黒字であれば、社会的信用度が高まる傾向にあります。黒字と言っても数万円の所得ではなく、サラリーマンと同程度の所得が必要です。
そのため、フリーランスを始めたばかりで3期経過しておらず、収入を証明することが難しい状況だと、融資を受けたり賃貸物件を借りたりするのはかなり難しいです。
融資を受けたりローンを組む予定がある場合は、会社員のうちに借りておきましょう。

生活リズムが乱れがち


フリーランスは自分を縛るものが少ないため、ついつい夜更かしをしてしまったり、睡眠時間が短くなったりと生活リズムが乱れがちです。
生活リズムが乱れると慢性的な疲労や集中力が持続しなくなり、成果物のクオリティが下がることがあります。
仕事のクオリティを下げないためには、会社員と同じくらいに自分を律して仕事に取り組むことが大切です。

経理や事務仕事も自分でする必要がある


フリーランスは飲み会や会社行事などからは解放されますが、事務手続きや役所への申請などすべて自分で行わなくてはなりません。
その中でも特にフリーランスを悩ませるのが確定申告です。経理の知識が無いからと言って、確定申告をしないわけにはいきません。
税務署に聞いたりネットで調べたりしながら作成するので、初めての場合だと2週間以上かかることもあります。
税理士に依頼する、有料の会計ソフトを使うなどして効率的に事務作業をおこないましょう。

労働法が適用されない


労働者は労働法により守られています。
労働法により有給休暇・労働時間・ストライキの権利などが定められているため、快適に働くことができます。
しかし、労働法の対象になるのは雇用されている人だけなので、フリーランスは対象になりません。
そのため、有給休暇はありませんし、労働時間の定めもありません。体調管理や報酬の交渉などすべて自己責任です。
近年、フリーランスで働く人が急増しているので、フリーランスへのセーフティネットの必要性が高まっていますが、まだ法整備されたといえる状況ではありません。

社会保険料の負担が大きくなる


会社員として働いていると給与から社会保険料(厚生年金や健康保険など)が天引きされています。
実は支払っている社会保険料は、本来支払う金額を会社と折半しています。例えば給与から2万円が天引きされているとしたら、会社も2万円を負担して合計4万円を納めています。
フリーランスは会社員と保険料は異なりますが、すべて自分で負担しないといけません。しかも、納付する総額は会社員よりも少ないので将来貰える年金額も少ないです。
老後2000万円問題が話題になりましたが、老後の生活をしっかり考えて貯蓄をしていきましょう。

まとめ

フリーランスは自由に働ける反面、常に自己責任が問われます。
今回解説をしたメリット・デメリットを自分に当てはめて考えれば、フリーランスに向いているか分かるのではないでしょうか。
大企業で働いていても定年まで安定しているとは限らない世の中です。副業から始めればリスクが少なくフリーランスに転身できるので、自分なりの生き方を模索してみてはいかがでしょうか。
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サックルマガジン編集部

デジタルクリエイティブの最新情報を発信する情報マガジン「サックルMAGAZINE」の編集部です。運営会社サックルは「ニーズがあるクリエイター集団でい続ける」を掲げ、創業13年目を迎えました。デジタル領域のプロとして、メディアを通じて多くのビジネスマンに有益な情報を発信しています。

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