【SEO】検索クエリから検索意図を知るための具体的なテクニック

マーケティング SEO

INDEX

SEOにおける最重要の要素である検索意図。
しかし、検索意図についてしっかりと理解できていない方も多いようです。
この記事では、
■検索意図とは何か?
■なぜ検索意図が重要なのか?
■ユーザーの検索意図を正確に知るにはどうすればいいのか?
といった点について解説していきます。
検索意図は「SEOの根幹」ともいえる部分ですので、上位表示を目指すのならば絶対に把握しておかなければなりません。

SEOの土台とも言える「検索意図」とは?

「検索意図」とは何か


検索意図とは、「ユーザーが調べようとした目的」のことを指します。
検索エンジンを通して、ユーザーが「●●を知りたい」「■■へ行きたい」という様々な欲求を満たそうとするのが検索意図です。
SEO記事を書く際は、ユーザーの検索意図をどれだけ正確に把握できているのかが上位表示のカギとなってきます。
例えば、以下の検索クエリの場合。
■「飲食店 経営」
■「飲食店 バイト」
どちらの検索クエリも「飲食を仕事にする」という意味では同じですが、経営方法を知りたいのと、飲食店に雇われてアルバイトをしたいのとでは、意図がまったく違います。
SEOで上位表示を狙う場合、こうしたユーザーの検索意図の違いを正確に汲み取っていく必要があります。

検索意図の重要性


まずは、こちらをご覧ください。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。
~後略~
■引用:Googleが掲げる10の事実

このようなSEOに関する情報を、Googleが公式に発表しているものはあまり多くありません。
非常に貴重な情報です。
上記のGoogleによる発信は、言い換えれば、「ユーザーの求める情報が掲載されているか = 検索意図を満たしているか」を重視して検索順位を決めている、ということになります。
被リンクやキーワード比率や共起語の使い方などのSEO対策は、あくまで付随的なものであり、SEOに最も重要なのは「検索意図を満たすこと」なのです。

検索意図の設計は慎重に


つまり検索意図は、SEO記事の土台といえます。
家を建てる時に土台がグラグラの状態では、その後どんなに腕の良い職人が頑張って家を建てようとしても、その家は脆くなってしまいます。
SEO記事も同様で、土台である検索意図がずれていると、その後どれだけ良いライティングをしても、SEO的には十分な効果を発揮できません。
従って、以下で解説する方法を参考に、慎重にじっくり時間をかけて練り上げるようにしてください。

検索意図を知るための具体的な方法

検索意図を正確に知るためには、
■検索クエリの種類を判別
■サジェストKWと関連KWから類推
■検索上位サイトを分析して深堀り
という工程を辿るのがベストです。
詳細については、以下にて解説します。

バーティカル検索でクエリの種類を判別


バーティカル検索とは、Google検索窓の直下にある項目のこと。
バーティカル検索の項目の並び順を確認することで、クエリの種類を判別することができます。
【検索クエリの種類】
・Knowクエリ : 検索目的は「~を知りたい」
・Doクエリ : 検索目的は「~したい」
・Goクエリ : 検索目的は「~へ行きたい」
・Buyクエリ : 検索目的は「~を買いたい」
Knowクエリならば「知識」を、Doクエリならば「実現方法」を、Goクエリならば「行き方」を、Buyクエリならば「お得・便利に買える情報」をメインに記事を構築すればいいわけです。
検索クエリがどの種類に属するのかは、バーティカル検索部分の並びで判断できます。

Knowクエリ




「織田信長 性格」と検索すると、検索窓の下にあるバーティカル検索部分の並びが「画像 動画 ニュース・・・」となっています。
Knowクエリの場合、こうした並びになる場合が多いです。
検索の多くはKnowクエリとなるため、これが最も目にする並びでしょう。

Doクエリ




「カレー 作り方」と検索すると、バーティカル検索部分の並びが「動画 画像 ショッピング・・・」となっています。
Doクエリは、「~したい」という欲求を満たすためのものなので、やり方を動画で解説している媒体を推奨したい、というGoogleの意図が見えます。
動画優位になりやすいので、動画で媒体を作成するか、テキストサイト内に動画を貼ると、検索意図を満たしやすいということがわかります。

Goクエリ




「新宿 ラーメン」と検索すると、バーティカル検索部分の並びが「地図 画像 ニュース・・・」となっています。
地図が先頭に来ているのが特徴的。
「~へ行きたい」という検索意図を満たしたいのですから、当然の結果でしょう。

Buyクエリ




「カメラ おすすめ」と検索すると、バーティカル検索部分が「ショッピング 画像 ニュース・・・」となっています。
「~を買いたい」という欲求を満たすため、ショッピングが先頭にきています。

ユニバーサル検索は補助的に利用


バーティカル検索とセットで使われることが多い、「ユニバーサル検索」というものもあります。
例えば「カワハギ」と検索した場合。



画像の赤枠の部分に表示されているのがユニバーサル検索による結果です。
赤枠の内容を見ると、カワハギがどういう魚かという情報と、食べ方についての情報が載っています。
その結果、「カワハギがどういう魚か知りたい」というKnowクエリと、「カワハギの食べ方を知りたい」というDoクエリが検索意図として存在する、ということがわかります。
ただ、このユニバーサル検索についてはオマケ程度に考えておいてよいでしょう。
バーティカル検索や、以下に述べる方法によって、検索意図については充分に導き出せますので。

サジェストキーワードと関連キーワードをチェック


サジェストキーワード
サジェストキーワードとは、検索するためにキーワードを打ち込んだ際、自動的に提示されるキーワードのこと。
打ち込んだキーワードと絡めて検索されることの多いワードが表示されます。
つまり提示されたキーワードは、打ち込んだキーワードとの関連性が高いと言えます。
検索意図を知ろうとする時、このサジェストキーワードは非常に重要。
Googleが、自動で相性の良いキーワードを教えてくれるのですから、活用しない手はありません。
サジェストキーワードは、ラッコキーワードというツールを使うことで簡単に知ることができます。
例えば、「SEO 対策」というキーワードのサジェストを知りたい場合。



検索窓に「SEO 対策」と打ち込むと、上記のような候補が出現しました。
サジェストキーワードを見ていると、「自分でSEO対策をするにはどうすればいいのか」「SEO会社に依頼するとどれくらい費用がかかるのか」ということを気にしている人が多いとわかるので、これらのテーマを軸に記事を執筆していけば検索意図を満たせる、というわけです。

関連キーワード


関連キーワードとは、Googleで検索した際に検索結果の最下部に表示されるキーワードのこと。
自分が検索しようとしたキーワードの他に、他のユーザーがよく検索するキーワードが表示されるため、これらのキーワードも大いに役立ちます。
記事を構成するメインはサジェストキーワードをもとにすべきですが、関連キーワードについてもH2タグ・H3タグに含め、項目として用意するのが望ましいです。

上位10サイトの記事タイトルと内容を調査


最後に、狙っているキーワードで検索して上位に出てきた10サイトの「記事タイトル」と「記事内容」を確認し、記事の方向性を確定させます。
上位に出てくるサイトたち。
これがGoogleが示してくれている答えです。
上位表示されているということは、Googleが「検索意図を満たしているサイトだ」と判断している証なのですから。
とはいえ、当然のことながら記事内容をそのままコピーすることは言うまでもなく、言い回しを変えたりするだけといった行為も言語道断。絶対にNGです。
そんなことをしても、先行記事のパクリと判断されて自分の記事が検索エンジンから評価されることは決してありませんし、場合によっては訴訟問題にも発展します。
記事の盗用、もしくはそれに準ずる行為は、何があろうと許されるものではありません。
ライバルサイトの分析については、あくまで「この検索ワードに対して、どういうテーマで語られている記事がGoogleから評価されているのか」という傾向のみを参考にするようにしてください。
その上で、独自の見解などもしっかり足していくようにしてください。

まとめ

SEO記事は、検索意図に始まって検索意図に終わる、と言っても過言ではありません。
記事を作成する際は常に全力投球でやるべきですが、特に検索意図の分析については力を入れるべきでしょう。
  • Twitter
  • Facebook
  • LINE

すべての顧客体験をデザイン

顧客のニーズを洞察し 逆算で組み立てるUIUX×マーケティング戦略

マーケティング効果と密接な関係にあるUI/UXから設計し、
集客効果の最大化をいたします。Webを活用したマーケティング施策を
クライアントに合わせてカスタマイズし、ビジネスをゴールへと導きます。

WRITER INFORMATION

サックルマガジン編集部

デジタルクリエイティブの最新情報を発信する情報マガジン「サックルMAGAZINE」の編集部です。運営会社サックルは「ニーズがあるクリエイター集団でい続ける」を掲げ、創業13年目を迎えました。デジタル領域のプロとして、メディアを通じて多くのビジネスマンに有益な情報を発信しています。

RECOMMEND

PICKUP

CATEGORY