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ECサイトの種類と特徴まとめ 利益を伸ばせる適切なECサイトの選び方

2020/07/30

ECサイトの種類と特徴まとめ  利益を伸ばせる適切なECサイトの選び方

「ECサイトって色んな種類があって、どれが自分たちに合うかわからない」

この記事は上記のようなお悩みを解決するため、ECサイトの種類それぞれの特徴やメリット・デメリットについて詳しく解説しています。

種類ごとに代表例なども紹介していますので、これからECサイト立ち上げを検討しているという方は是非ご一読ください。

取引形態からみたECサイトの種類

まず取引形態別の種類についてご説明していきます。

■BtoC向けECサイト


企業と消費者での取引を行うECサイトです。

Amazonや楽天市場などのモール型(詳細は後述)が多く、ネットショップといえばBtoCというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

国内だけでなく海外ユーザーもターゲットになるため、非常に大きな市場でビジネスをすることができます。

■BtoB向けECサイト


企業間取引を行うECサイトです。

今や企業間でも様々なサービスや物がWEB上で取引されるようになり、その市場規模はBtoCサイトの20倍以上と言われています。

Amazonのようなモール型ではなく、自社で運営しているサイトが大半です。

■CtoC向けECサイト


消費者同士で取引を行うECサイトもあります。

メルカリやラクマなどに代表されるフリーマーケットや、ヤフオクなどのオークションサイトなどが代表的ですね。

構築方法からみたECサイトの種類とそれぞれのメリット・デメリット

一口にECサイトと言っても様々な構築方法があり、それぞれに特徴があります。

ここからは構築方法ごとに詳しく解説していきます。

 

■モール型


数多くのショップが商品を出品しているWEBにおける仮想商店街のようなタイプをモール型ECサイトと呼びます。

商品データのみ掲載するマーケットプレイス型と、企業がモールの中で1つのショップを運営するテナント型に分かれています。

 

【メリット】

・初期投資を抑えることができる

すでにECサイトとして確立されている各モールのシステムを活用するため、新たにECサイトを作るといった初期投資を抑えることができます

・ECモール自体に信頼性があるため、商品も信頼されやすい

Amazonや楽天市場といったモール自体が信頼性を担保してくれるため、そこに出店している業者や商品も信頼されやすくなります。

・すぐに商品を販売することができる

新たにECサイトを構築する必要がないので、登録すればすぐに商品販売を開始できます。

 

【デメリット】

・カスタマイズがほぼできない

モールが提供する機能を使うため、ページやデザインなどのカスタマイズができません。 

・競合が多い

参入障壁が非常に低く、それだけ競合の数も多いので、同じような商品群の中で厳しい競争に勝たなければなりません。

 ・出店料がかかる

ショッピングモールなどに実店舗を出す場合と同様に場所代がかかります。

 

【モール型の代表例】

・Amazon

マーケットプレイス型のECサイト。

モール型ECサイトでも最大の訪問者数(5000万人以上)を誇ります。

追加手数料を払うことでAmazon倉庫に商品を預け、受注・配送・カスタマーサポートを委託できるFBAというシステムを利用でき、ユーザーの利便性を高めることができます。(Prime商品として表示されます。)

アマゾン公式サイト 出店方法とサポート

 

・楽天市場

テナント型のECサイトです。

会員数やアプリでの利用者が多く、日本でECサイトと聞けば楽天市場というイメージという方も多いと思います。

出店プランが4つ用意されており、自社の規模や予算に合わせて適切なものを選ぶことができるという利点があります。

楽天市場への出店・開業案内

 

・Yahoo!ショッピング

楽天市場と同じくテナント型。

初期費用や固定費がかかることなく出店できるため、現在出店店舗数は50万店と非常に多いです。

他のモールでは禁止されている外部サイトへのリンク設置が可能で、自社HPなどへの誘導も行うことができるので、マーケティングにおいても大きなメリットになります。

Yahooショッピング出店

■ASP型


クラウド上に存在するEC用プログラムに、ネット上からアクセスして必要な機能などを利用するタイプのECサイト。

簡単に言えばECサイトに必要なプログラムを、クラウドからレンタルするイメージです。

 

【メリット】

・初期投資を抑えることができる

必要な機能をレンタルするための利用料はかかりますが、開発費などはないため構築にかかる費用を大きく抑えることができます。

・すぐにECサイトを導入できる

クラウド上のサービスを使うため、開発時間などは一切かからずすぐにサイトを立ち上げることができます。

・運用保守などの手間が省ける

システムの運用保守や機能改善などはASP事業者が行うため、それにかかる一切の工数を省けます。

 

【デメリット】

・カスタマイズ性が低い

デザインや機能は利用するASPに依存するため、カスタマイズできる範囲は少ないです。

・外部システムとの連携は不可

基本的に自社の基幹システムなどとの連携はできません。

外部システムとの連携を前提に構築するのであれば、パッケージやフルスクラッチ型を選択しましょう。

 

【ASP型の代表例】

・カラーミーショップ

国内最大級のECサイト作成サービス。

月額費用はどのプランも1万円以下と安く、販売手数料も0円とコストを抑えた運用が可能です。

豊富なアプリケーションを追加していくことで、ECサイトの規模を成長させることもできます。

カラーミーショップ

 

・Makeshop

追加できる機能数が651とトップクラスの拡張性を誇るASP。

SNS連携や専門的な知識がなくてもSEO対策が出来るサポートシステムが用意されているなど集客面でも強みを持ちます。

Makeshop

 

・ショップサーブ

専任の営業担当者がついて店舗運営についてアドバイスをしてくれるといったサポートの手厚いASP。

他の2つと比べて費用は高めですが、先述のサポートに加えてページ制作や集客プロモーションの代行サービスも提供しており、バックアップ体制が充実しています。

ショップサーブ

 

■オープンソース型


インターネット上で無料公開されているソースコードを用いて構築するタイプのサイト。

 

【メリット】

・無料で利用できる

無料のソースコードを使用して構築するため、システムの使用料はかかりません。

・カスタマイズ性が高い

ソースを組み合わせることで、新たな機能や仕様を持たせることができます。

 

【デメリット】

・ある程度のプログラミングの知識が必要

利点としてあげているカスタマイズ性も、ある程度のプログラミングのリテラシーがなければ活用できません。

・運用保守やセキュリティなども自社で対応する必要がある

モールやASPと違い自社で構築するシステムになるので、運用なども自社で対応することになります。

 

【オープンソース型の代表例】

・EC-CUBE

オープンソースのECサイトの代表格。

EC-CUBEに関する本も多数出版されているので、他のオープンソースと比べても参照できる情報は多めです。

EC-CUBE

 

・Magento

世界第2位のシェアを誇るオープンソース型サービス。

カスタマイズ性とデザイン性に優れているのは勿論、多言語・多通貨などの対応が可能なため越境(海外向け)ECサイトとしても優秀です。

日本語適用の公式サイトがないので、導入にはある程度の英語力が必要。

Magento

 

・WordPress

CMSの代表格であるWordPressもプラグイン機能Welcartを利用することでECサイトとして構築することが出来ます。

WordPress自体の利用者が多いので、参照できる情報が多いのも利点です。

WordPress

 

■パッケージ型


ECベンダー各社がそれぞれ独自の特徴を持たせた上で、基本的な機能をパッケージングして提供するECサイトのこと。

 

【メリット】

・オリジナリティの高いサイトにできる

フルスクラッチ型には及びませんが、独自性の高いサイトを構築することができます。

またオープンソースとは違い、エンジニアがいなくてもカスタマイズすることができるので利便性は高いです。

・大規模のECサイトも構築できる

大きなトラフィックにも耐えうるサイトも構築できるので、ビジネス規模の大きなECサイトにすることが可能です。

・セキュリティに強い

ECベンダー各社は開発内容を公開しておらず、開発者にしかわからないような仕組みで構築されているため、非常に高いセキュリティ性を持っています。

 

【デメリット】

・初期費用がかかる

フルスクラッチ型ほどではありませんが、数百万~数千万程度の予算が必要になります。

・運用コストがかかる

システム自体が経年とともに古くなっていくので、更新などの運用コストは新たにかかってきます。

 

【パッケージ型の代表例】

・Ecbeing

国内シェアNo1のパッケージ型ECベンダー。

最新のトレンドをふまえた高い拡張性を持ったサイトを構築することができるだけでなく、専任者によるマーケティング支援などバックアップ体制も充実しています。

https://www.ecbeing.net/

 

・コマース21

豊富な実績を持つパッケージ型ECベンダー。

企業それぞれ独自の機能を追加しやすく、オリジナル性の高いECサイトを構築することができます。

https://www.commerce21.co.jp/

 

・EC-Orange

VRコマースやTIG Commerceといった最新の技術を取り入れているパッケージ型ECベンダー。

マルチテナント型のECサイトを構築することができるのも特長の一つです。

https://ec-orange.jp/

 

■フルスクラッチ型

ECサイトに必要なアプリケーションを全て0から開発して構築していくタイプ。

 

【メリット】

・完全にオリジナルなサイトを構築できる

他のどの構築方法よりも自由度が高く、自社もしくは委託により、必要な機能を全て付けて構築できます。顧客満足度の高いサイトを制作することができます。

・大規模なECサイト、ECモールを作れる 

膨大な商品を扱う大規模なECサイトの構築に適しています。

 

【デメリット】

・開発にかかる時間と費用が莫大

ECサイトの構築方法の中で、開発にかかる時間や費用コストが最もかかります。

・開発のためのエンジニアが必要

開発に精通したエンジニアが必要なため、自社に十分なリソースを持たない場合、外部の制作会社に委託する必要があります。

・経年とともにシステムが陳腐化する

パッケージ型と同様年月が経つにつれて古くなるため、更新などの運用コストがかかってきます。

 

参考記事:ECサイトのスクラッチ開発におけるメリットやデメリットについて

 

<ECサイト種類別の比較一覧表>

最後にECサイトの種類ごとに特徴をまとめた表を載せておきます。

是非参考にしてみてください。

 

 

まとめ

ECサイトと言っても様々な種類がありますが、どれも一長一短。

自社のビジネスに合った構築方法を選ぶことが、ECサイトを成功に導くはじめの一歩になります。

この記事があなたのECサイト構築の役に立つことを願っています。

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この記事を書いた人 Sackle編集部

Sackle編集部

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