最低限必要なマーケティングのフレームワーク9選を紹介

マーケティング

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「マーケティングを行うにも、何から手を付ければ良いか分からない」とお悩みの方は多いのではないでしょうか?

まずは、マーケティングの施策をフレームワークを用いて考えることをおすすめします。
フレームワークは、用途別に3つのタイプに大きく分けることが可能です。
そして、各タイプに多くのフレームワークの種類が存在します。

ここでは、マーケティングのフレームワークの定義と代表例を確認しましょう。

マーケティングにおけるフレームワークとは?

マーケティングにおけるフレームワークとは、情報や状況を単純化して素早く整理し、全体を把握するためのツールです。
ある一定の確立されたマーケティング戦略の意味ではありません。

フレームワークの活用ができると、自分やチームとしての考えを整理でき、仕事が格段に速くなります。
また必要であれば、上司やクライアントにとって理解しやすい資料の作成が可能です。

ただし様々なフレームワークが存在するため、ポイントを把握し目的に合わせた適切なフレームワークを使用しましょう。

手当たり次第にフレームワークを使うと、かえって混乱を招きます。

マーケティング戦略構築・現状分析のフレームワーク

1つ目のタイプは、マーケティング戦略の構築や現状分析に用いるフレームワークです。

戦略立案のための市場分析や自社理解を目的とした、マーケティングのフレームワークと言えるでしょう。

絶対に押さえておきたい代表フレームワークは、下記の5つの分析法です。
・STP分析
・PEST分析
・3C分析
・4C分析
・SWOT分析

それぞれ詳しく見ていきましょう。

STP分析


マーケティングの基礎的なフレームワークの1つが、広報や販売戦略の検討におすすめのSTP分析です。

STP分析は、市場のニーズを把握し、自社の業界内での立ち位置の決定に用いられます。
市場を細分化してターゲットを選定することで、自社のポジションの確立が可能です。
他企業との競合を考慮して、事前に自社の売り出し方を把握しておきましょう。

PEST分析


PEST分析は、政治・経済・社会・技術の4つの視点から外部環境を分析するマーケティングのフレームワークです。

世の中の流れの把握により、問題の外部要因を大きな視点で捉えて整理します。

たとえば、税制度の変更や政治的緊張、また革新的技術の開発による大きな市場環境の変化への対応が可能です。

PEST分析によって、大規模な市場変化によるリスクを解析し、危機管理を行います。
外的環境要因による市場変化には、自社の取り組みだけでは打開できません。

3C分析


3C分析では、Customer(市場・顧客)・Company(自社)・Competitor(他社)を軸として現状を分析します。

第三者の視点から自社の業界での立ち位置を分析し、強み・弱み・ニーズなどを公平な目線から捉えることが狙いです。

特に「顧客」の視点は最も重要なマーケティングのフレームワークで、3C分析は既存商品の課題を理解したい時に用います。

4C分析


4C分析は、Customer Value(顧客価値)・Cost(顧客の負担コスト)・Convenience(顧客の利便性)・Communnication(顧客との対話)を軸とした、顧客から見た自社の製品やサービスのメリットの整理に有効です。

3Cよりも、より顧客の視点が重要なマーケティングのフレームワークとなります。
顧客視点の深い分析により、自社や他社の製品・サービスの強み・弱みの分析が可能です。

4C分析は、競合商品のチェックや自社商品の課題発見に効果的でしょう。

SWOT分析


内的要因の「自社の強み・弱み」と外的要因の「機会や脅威」から経営戦略を考える際は、SWOT分析を活用します。

自社の強みの再検討や新たな戦略の打ち出しに用いるマーケティングのフレームワークです。

思考整理・課題抽出のフレームワーク

続いて、思考整理・課題抽出に最適な3つのフレームワークをご紹介します。

・MECE手法
・5W1H手法
・ロジックツリー手法

MECE手法


MECE手法はターゲットの分析に用いられ、自身のアイデアの漏れ、または重なる箇所の有無を確認します。

一部の重要事象に囚われるがゆえの、更なる重要な事柄の見逃しの防止が可能です。

新アイデアの発表時、または欠けている視点を把握したい時に、MECE手法は有効なマーケティングのフレームワークといえるでしょう。

5W1H手法


全てのビジネスマンが覚えておきたい、マーケティングのフレームワークが5W1Hです。

Why(なぜ)・Who(誰が)・When(いつ)・Where(どこで)・What(何を)・How(どのように)を考え、マーケティング計画の論点を明確にします。

ロジックツリー手法


ロジックツリー手法では、問題の要素ごとの分析により、原因解明を図ります。
漏れや重複に留意して、問題を具体的に分解して考えましょう。

以下の3ポイントに留意すると、各要素の分析を容易化できます。
・解決すべき課題の絞り込み
・課題の解決策をリストにする
・分解して要素を発見する

思考の過程を可視化できるので、他者と考えの共有を実現するマーケティングのフレームワークです。

①解決すべき課題の絞り込み


「本当に解決しなければならない課題は何か?」を、自問の繰り返しで見つけましょう。

②課題の解決策をリストにする


「どのように」を考え続けて具体的にして、解決策を導き出します。

代替案の提案などに有効です。

③分解して要素を見つける


ロジックツリー手法には、先述のMECE手法を用いて漏れや重複を防止します。
そして階層の次元を揃えて、要素を分解しましょう。

計画実行・目標達成のフレームワーク

最後にご紹介するマーケティングのフレームワークは、PDCAです。
PDCAは、計画実行や目的の達成に欠かせません。

PDCA


PDCAは業務改善に欠かせないフレームワークで、ビジネスにおいて必須です。
PDCAがうまく活用できると、自己管理や滞りのないプロジェクト管理が可能です。
そのため、PDCAは「円滑な計画実行や目的の達成を導く鍵」と言えるでしょう。

PDCAは一度で完了させず、より速いPDCAの繰り返しにより、さらに効果的なアイデアのブラッシュアップを目指します。

次のようにポイントを捉えると、仕事を円滑に進められるでしょう。
・Plan:仕事の目的・期限・各自の担当の整理

・Do:自分で完結できない場合の依頼相手の検討

・Check:60%程計画が進行したら、方針の再確認

・Action:Checkの段階で導かれた改善点の反映

まとめ:必須のマーケティングフレームワーク9選を把握しよう

マーケティングに欠かせない、以下の9つのフレームワークをご紹介しました。
・STP分析
・PEST分析
・3C分析
・4C分析
・SWOT分析

・MECE手法
・5W1H手法
・ロジックツリー手法

・PDCA

これらは、経営者やマーケターはもちろん、全てのビジネスマンが把握しておきたいフレームワークです。
各マーケティングのフレームワークを理解し、各場面に合わせて活用してください。

留意点は、マーケティングのフレームワークは先人の知恵であって、「正解」ではないことです。

状況に応じて、様々なフレームワークを適応しながら、答えを見つけていきましょう。
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サックルマガジン編集部

デジタルクリエイティブの最新情報を発信する情報マガジン「サックルMAGAZINE」の編集部です。運営会社サックルは「ニーズがあるクリエイター集団でい続ける」を掲げ、創業13年目を迎えました。デジタル領域のプロとして、メディアを通じて多くのビジネスマンに有益な情報を発信しています。

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