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レガシーシステムとは?DX推進の問題点とされる本質的な意味や考え方

2020/11/19

レガシーシステムとは?DX推進の問題点とされる本質的な意味や考え方

今回はレガシーシステムがDX推進の問題点とされる本質的な意味を理解するための基礎的な情報や考え方についてご紹介します。

レガシーシステムとは

はじめにレガシーシステムに関連する基礎的な情報やデメリット・メリットを簡単に見ておきましょう。

DXの推進と2025年の崖問題について


DXが推進される理由はデジタルの変革に乗り遅れることで、企業や組織としての存続が危ぶまれる可能性があるためです。2025年の崖問題とは2025年を目処に既存のソフト・ハード・技術者が失われるタイミングを指します。

どちらもレガシーシステムと深く関連する事柄であり、いわゆる「新しい技術に対応できるか否か」によって、企業や組織として存続できるかどうかの分かれ目とされる課題と言えます。

そしてレガシーシステムは企業や組織における基幹システムや既に稼働しているオンラインサービスの場合もあり、実稼働しているシステムの改修や移行から目を背けた結果が、将来的に技術的かつ金銭的な負債として捉えられているのが実態です。

レガシーシステムのデメリット


レガシーシステムのデメリットをいくつか挙げてみましょう。

1.OS・ソフトウエア・ハードウェアのサポートが切れることによるセキュリティリスク
2.企業や組織ごとのベテランや属人化によるブラックボックス化
3.古いIT技術に精通した技術者の引退や定年退職
4.保守運用や維持するためのランニングコスト
5.レガシーシステムに依存した業務や作業手順

上記はあくまでも一例ですが、簡単には解決できないデメリットばかりです。レガシーシステムを維持することによるコストとリスクは膨大であり、生産性の向上が見込めないばかりか、最適化や効率化に向かないことも大きなデメリットと言えます。

レガシーシステムのメリット


レガシーシステムのメリットはありません。もちろん、セキュリティ的に問題なく、今後数十年に渡って稼働させることが可能であり、OS・ソフトウエア・ハードウエアのリミットとともにレガシーシステムを扱える技術者の枯渇に耐えらのであれば話は別です。むしろ、そういった場合はレガシーシステムに該当しないと言っても過言ではないでしょう。

もちろん、前項でお話したデメリットを上回るメリットが存在しないことは確かであり、あらゆるコストやリスクを抱えてまでレガシーシステムを使い続ける理由はないと言えるでしょう。

レガシーシステムがDX推進の問題点とされる本質的な意味や考え方

次にレガシーシステムがDX推進の問題点とされる本質的な意味や考え方についてご紹介します。

レガシーシステムが現在も稼働しており止められないこと


前述した通りに現在も業務や作業を行うため、顧客やユーザーのニーズに応えるために稼働しているのがレガシーシステムです。利用していないシステムであればゼロベースからの開発も可能かもしれませんが、属人化やブラックボックス化によって「どうやって動いているのかわからない」場合も含めれば、改修や移行そのものが不可能と判断されているケースも存在します。

もちろん、金銭的かつ時間的なコストを支払うことが可能なら対応することは可能です。しかし現実問題として、利益や売上のベースとなるシステムを止めることはできず、維持運用するだけで精一杯な状況であることもレガシーシステムがDXの問題点とされる強い理由と言えるでしょう。

企業や組織がDXの推進という「変化」に耐えきれないこと


企業や組織においてDXの推進が理解されないこと、変化に耐えきれないことも問題点として挙げらます。実際、稼働していて問題なく業務が遂行できる状態であれば経営陣としても、現場で働く担当としても「変化するための負担」を感じてしまうのも事実です。

既に利益や売上があるのに、新しいシステムへの移行に利益や売上を使わねばならないという考え方自体が間違っており、必要な投資を避けたままにしてしまうことで、どんどん負債が増えていくことになります。既に後戻りすらできない状況に追い込まれているということを直視しないことこそ、レガシーシステムにおける問題の解決を難しくしていると言えます。

セキュリティリスクが排除できずにインシデントが発生すること


レガシーシステムの最大の問題点は保守や維持運用しきれないことではなく、セキュリティリスクが排除できずインシデントが発生することと言えます。言い換えれば、使い続けることで顧客やユーザーに迷惑が掛かること、企業や組織としての情報資産を守りきれず、個人情報の漏洩や機密情報の盗難があり得るということです。

もちろん、サイバー攻撃を行う側が一番悪いのは当然ですが、サイバー攻撃を受けて情報漏洩した場合は企業や組織が責任を取る必要があります。顧客やユーザーの情報が漏洩してしまい、最悪の場合何らかの二次的被害が発生すれば、技術的負債が云々ではなく、社会的な立場を失い、信用が失墜することで企業や組織として成り立たなくなります。

まとめ:「答え」がわかっているのに「実行しない」ことが最大の問題点

今回はレガシーシステムがDX推進の問題点とされる本質的な意味を理解するための基礎的な情報や考え方についてご紹介しました。

レガシーシステムについては、各企業や組織において問題として把握しているにも関わらず解決しないことこそ問題と言えます。場合によっては時間とお金を掛ければ解決できるという答えがあるのに、実行しない、もしくは実行できないことがレガシーシステムが生き残り続ける理由と言えるでしょう。

レガシーシステムはある意味、古き良き日本の働き方に似ていると言えるかもしれません。今まで正しかったから、このまま続けようという変化を望まない働き方です。しかし、時間が経つにつれて何事も変化するのが現実です。レガシーシステムを抱えているのであれば、解決するための答えを直視して、実行するために最大限の努力をすることをおすすめします。

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この記事を書いた人 Sackle編集部

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